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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年03月29日(金)

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たっちちて! たっち!

投稿日:2009年03月24日(火)

と姪がいうので傍によって立つとものすごい勢いで怒る。

おいちゃん、たっち! たっちちて! ここ!

……だから立っているというに。

愛する姪を泣かせたくないから、想像力をフルに使って「たっち」の意味を考える。

もしかして、たっち=タッチ=触る?

……ぜんぜん違った。

姪の行動をよく見ると、座ったまま目の前の床をばんばん叩きながら「たっちちて!」といっている。

ためしに、姪の指し示す場所に「座って」みると、とたんにご機嫌になる。

つまり、たっち=座れ、ということだった。

立って欲しいときにも「たっち」というから、おそらく姪のなかでは、立ったり座ったりという上下の動作そのものが「たっち」なんだろうなあ。座っている人に「たっちちて」といえば立ち、立っている人に「たっちちて」といえばその場に座ると思っているのか。状態を切り替えるスイッチみたいなかんじで言葉を使っているのかな。

屁理屈大会開始~★

考えてみると、立つと座るをワンセットの動作とするなら、言葉は一つでもいいよね。立っている人は、そこからさらに「立つ」ことはできないし、座っている人も同様、さらに「座る」ことはできない。

けれども、実際にはそういう言葉ってないと思う。

動作の言葉ってのは、つねに、ある状態からある状態への一方向しか表さないよね。

立つ 座っている→立っている
座る 立っている→座っている

姪の場合は

たっち 立っていれば座り、座っていれば立つ

なのかな。



それはともかく、幼児ってほんとに「して」を「ちて」っていうんだね。


【追記】
一つの言葉が正反対の二つの意味を持ったらいろいろ混乱するよね。立っている人と座っている人が同時にいる場所で、全員に立ってもらいたくて「たっち」といったら、立っている人は座ってしまう。仮にそういう状況が本当にあったら、姪の脳内で新しい何かが生まれるんだろうなあ。
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無題

こんにちは。
「子供語」って、時に意味不明ですよね。
ウチの息子も「開けて! 開けて!」と開いた扉を指差して言うので「?」と思っていたら、彼にとっては「開けて」が「閉めて」でした。
確かに字は似てるよね~と思ったんですが、彼が漢字を知るはずも無く、どこで間違ったのかと、暫く頭を抱えました。(笑)

>>さくらさん

さくらさんこんにちは。

かわいいお子さんですね^^
姪は最近、力がついたので、勝手に戸棚を開けてお菓子を出すようになってしまいました。ちょっと前は「あーけーて、あーけーて」と騒いでたんですけどね。閉めるという言葉は知らないみたいで、「ないないちて」が閉めたり隠したりする言葉らしいです。
もうすぐ2歳になるのですが、急激に言葉を覚えていくので会うたびにおどろきます。

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小瀬朧
性別:
男性
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創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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