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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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能うかぎり

投稿日:2009年04月07日(火)

困った。読めない。

「能うかぎり」という言葉が、たまたま同時に読んでいた本に現われた。「能う」が読めないし、意味もわからない。

まず、メディアファクトリーの『怪談文芸ハンドブック 』の「はじめに」でこう使われている。
 そして第二部「怪談の歴史を知る」では、古代から現代にいたる東西怪談文芸の流れを、能うかぎり作品に即して跡づけております。

もう一冊、三島由紀夫の『文章読本 』にも出てきた。
 もう一つはオーソドックスなやり方と考えられているもので、とうてい不可能ながらも原文の持つ雰囲気、原文のもつ独特なものを十のうち一つでも、能うかぎり日本語で再現しようとする、良心的な語学者と文学の鑑賞力を豊富に深くもった語学者との結合した才能をもつ人が試みる翻訳であります。

漢字から推測すると、おそらくは「できるかぎり」という意味だろう。「能」といえば「可能」「才能」「能力」「技能」「能才」「能弁」といった言葉を思いつくのだから、たぶんあっている。

しかし、それこそ思い込みというやつかもしれないし、意味はともかく読み方がわからないので辞書をひいてみる。まずは漢語林の「能」より。
【能】ノウ
(1)あたう。できる。たえうる。
(2)よくよくす。よくする。できる。「よく」と訓読しても、多くは「あたう」と同じ意である。
(3)はたらき。ちから。才能。「有能」
(3)ききめ。「効能」
(4)才能にすぐれている。また、その人。

(後略)

「あたう」なのかな。「あたう」で広辞苑をひいてみる。
あたう【能う・適う】
(1)できる。なし得る。堪え得る。
(2)適合する。

「能うかぎり」の読み方は「あたうかぎり」で、意味は「できるかぎり」ということで間違いないかな。
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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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