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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2017年09月25日(月)

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わかっていなくても同じになる不思議

投稿日:2008年09月24日(水)

小説とはなんぞや、と頻繁に口にするわりには、書いた文章はみなどこかで見たようなものになってしまう。

小説がいったいどういうものなのかわからないそぶりをしているのに、書こうとすると、無意識なのかも知れないが自分のなかにある「小説とはこういうもの」というガイドに忠実に従ったものになる。単にオリジナリティといった相対的な問題ではなく、自分のなかにある文章を生み出す根幹が機械化にも近い無機的な作用の連鎖になっているという重大な事実だ。

機械化なんて言葉を安易に使ってしまったが、つまりは、ある現象を見てそこから引き出される言葉が、ある程度の条件で分岐するとはしても、用意されたルールに基づく有限の選択肢からの選択にすぎないということだ。用意されたルールとは、今自分が生きている時代、社会に他ならない。広い意味でも、狭い意味でも、だ。それを自覚できるのは過去をふり返ったときか、自分が属していたコミュニティから外れたときぐらいのものだろう。そのときになってはじめて、自分が奇妙な思い込みにとらわれていたことに気づくのだ。

もちろん、型を身につけるということは大事だ。型を破るためには型を身につける必要がある、なんていう言葉はもう何億回も言われた常套句になっている。しかも、警句であるはずなのにどこか甘い匂いに充ちている。そうですよね、まずは型を身につけないとなりませんよね、やれやれ、しかたないなあ、それでは小説の型を身につけることとしましょう、さあ、小説のパターンを勉強するぞ! 

独創性の追求を放棄するにはこれほど都合のよい言葉はないだろう。

ところが、だ。こんなことは誰でも思いつく。あなたも、普段から気づいているし考えている。実際に、小説家志望の方々の日記などを見ていると同じ悩みを持っていることがよくわかる。大多数から抽んでるための思考がすでに大多数に属しているという、悲しい現実を見る。向いている方向をいくら変えたって、立っている地平は同じなんだよ、と。

というわけで、ここまで書いたって、何も解決はしていないし、読者にとって有益な情報も何もない。このBlog自体、自分に対する宣言のようなものだからね。

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小説について

 言語という母親に身を任せてみてはどうでしょうか?
 母親という表現は、突飛かもしれませんけど、言語とは個人を超えた力があると思います。実際、言語には一万年ぐらいの歴史があるのです。そこには、何かが秘められているにちがいありません。私は、それに身を委ねることで、一つの作品ができると思っています。できると言って、まだ試みの途上ですが、その手応えぐらいは感じています。
 自分の書いたものが、何か、自分だけの力で発生したものではないような気がします。そこに、母親の力を感じるのです。
 この”母親”を信じてみると、何かが見えてくるかもしれません。

>>uenoさん

uenoさんこんにちは!
いつもコメントありがとうございます。

言葉の持つ魔術的な力を今また感じました。uenoさんのおっしゃる「言語という母親」という言葉で面白いほどインスピレーションが湧いてきました。これは自分にはなかった感覚です。「言語」のもつ母親のイメージと、「母親」の持つ言語のイメージが自分のなかで猛烈なスピードで核融合しています。何かが、何かが生まれそうな予感です。
うーん。私は今まであまりにも親不孝だったのかもしれません。

私が言語に対して「魔術的な」と思うのは、化学反応のように法則や原理がないのに、まったく異質な言葉同士が互いに結びつきあうと、元の言葉を超越したものが生まれる力、つまりは暗喩の力を実感したときです。その暗喩の力にさらに隠されていた「母親」のもつイメージは、言語をさらに有機的なものへと変える力になると思います。

これは私の思考だけでは辿りつけなかった新しい地平だと思います。

ちなみに、私自身は「言語が思考そのものである」という考え方にけっこう傾倒しています。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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