投稿日:2024年11月22日(金)
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投稿日:2008年05月13日(火)
科学のノンフィクションが面白すぎて、先週読んだ『パラレルワールド』もそうだし、いま読んでいる『宇宙旅行はエレベーターで』もそうなんだけど、夢中になる。何が面白いかって、ちょっと前(いつだよ)だとSFの空想扱いされていた理論や技術が、いまでは実現可能かもしれないとして真面目に検討されているってことだ。まったくすげぇなあ。俺が生きている間に科学技術はどこまで進歩するんだろう。
まだ読み終えていないけど『宇宙旅行はエレベーターで』には軌道エレベーターの作り方が書いてある。軌道エレベーターとは、地上から宇宙空間までのびる超巨大建造物で、莫大な費用がかかるロケットを使わずに宇宙まで行くことができるというものだ。当初は材質の問題で実現不可能とされていた。宇宙まで届くような超巨大建造物はどんな素材を使っても自分自身の重さでつぶれてしまうからだ。ところが、カーボンナノチューブの登場によって話は大きく変わった。カーボンナノチューブを素材にした長さ10万キロメートル(!)の細いケーブルを使えばいいというのだ。ちなみに地球の直径はおよそ1万2700キロメートルだから途方もない長さのケーブルになる。
その長さ10万キロメートルのケーブルを、地球から3万5000キロメートルの静止軌道上から地上へ向かって垂らすという。同時に、宇宙側に向かってもケーブルを繰り出していく。つまり、軌道エレベーターとは、地上から積み上げていく塔のようなものではなく、宇宙から垂らされる一本のケーブルから始まるものだったのだ。恐ろしくシンプルな構造に驚いた(もちろん、最終的にはいくつかのケーブルの複合体になるのだろうけど)。
空から垂れた一本のケーブルを人類がよじ登っていく。その日は意外と近いらしい。
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