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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2025年04月21日(月)

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『私の文章修業』を読んでいる

投稿日:2008年07月01日(火)

最初に書いた日記の漢字間違っていた。『私の文章修行』じゃなくて『私の文章修業』だった。直す。

それはともかく、この本に実用的な方法論のようなものを期待したのは間違いだった。さすが作家の方々は軽々しくノウハウなど口にしないし、なによりも「文章は苦手だ」という謙遜から入る自慢話がお上手すぎて、真意を読み取るのが難しいのだ。

ただ、井上靖氏だけは次元が違っていた。少し引用する。

「特に文章の勉強をしたということはない。作家はそれぞれ自分の文章を持っているが、これは努力して作り上げたものというより、多分に生得的なもののようである。従って、いくら感心しても、人の文章を自分のものとすることもできないし、真似ることもできない。よかれ、悪しかれ、一生涯、作家は誰でも自分の文章と付合ってゆかねばならぬ。」(『私の文章修業』より)

悟りにも近い達観、非常に深く、難解だ。このような境地に誰もが簡単に行き着けるわけがない。俺はこの部分をノートに書き写した。
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某所の読者参加企画に応募した

投稿日:2008年06月30日(月)

一ヶ月かけてしこしこ書いた。送った。2000字も文章書くのって難しいと思った。いつか小説が書けるようになりたい。

好きな小説を書き写していると、酔える

投稿日:2008年06月25日(水)

こんな気持ちのいいことはないかもしれない。

夜、PCの電源を落としてからは、布団のなかでノートに好きな小説のフレーズを書き写して悦に入っている。はじめた頃は小説を書くための練習のつもりだった。でも、やっているうちにある種の酩酊のような気持ちのいい感覚にひたれることがわかったのだ。書き写しているだけの文章なのに、まるで自分の頭から出てきたかのように錯覚する。

文章を書くことをオナニーに喩えるのはあまりにも陳腐で幼稚すぎるけど、実際、俺はオナニーと同質だと考えている。喩えではなく、文章を書くことははオナニーそのものだ。自分の脳髄をどうこねくり回しどう言葉を絞り出すかと、ペニスをどう握りどう動かすかとは自分がもっとも気持ちよくなる方法を模索しているという点で同じなのだ。つまり、文章を書くにしても、自分が気持ちいいと感じるものしか出てこない。当然、吐き出されたそれは他人から見れば醜悪で目を背けるモノには違いない。

ところが、自分の好きな作家の文章を書き写す作業というのは、どうやら自分の知らなかった気持ちのいいオナニーの方法を教えてもらっているのと同じようだ。とても気持ちがいいから、次からは自分も真似をする。あれあれ、もしかして小説を学ぶということはこういうことなのか、と小さく悟ってみたりする。でもやっぱり、オナニーから吐き出されたモノは、気色悪い。自分のオナニーは肯定するけど、他人のなんか見たくないよね。

そうなるとプロの作家ってどういう心境で書いているのだろうと思ってしまう。オナニーとは言わないけど、作家自身が不快になる方法で文章を紡ぎ出すなんてないだろう。作家に惚れるというのは、オナニーのやり方を共有しているということなのだろうか。うーん。あ、AV男優みたいな?

アホだな、俺。

言語障害の疑いをかけられた思い出

投稿日:2008年06月20日(金)

中学のときだけど、なんか俺の言葉に障害があるかもしれないって言われたことがある。もちろん、自覚なんかないからすげぇ困った。

言葉っていっても、こういう書き言葉じゃなくて、話し言葉だったと思う。保健室で、ちょっとこれを読んでみてと言われて何か文章を書かれた紙を渡された。それを声に出して読んだ。「うーん、ちょっとおかしいね」「もう一回読んでみて」「うーん、大丈夫なのかなあ」俺は凄く不安になったよ。自分じゃはっきりしゃべっているつもりなんだ。けっきょく、医者には行かずにすんだけどね。妹がいるんだけど、同じく小学校で言語障害の疑いをかけられた。そういう家系なのかな。

書き言葉はまともだと思うけどなあ。


冷静に考えれば、書くことなんて何もない

投稿日:2008年06月19日(木)

Blogのことね。

最近は紙のノートに書くのが好きだ。自分のノートなら、本当に好きなことが書けるからね。ただ、好きなことと価値のあることはまったく両立しないのが現実。価値のない文章をネットにあげちゃいかんと思うのよ。読者への思いやりじゃなく、ただ俺自身が恥ずかしいからだけどな。

あと、書けば書くほど、自分が馬鹿になっていくのがわかる。知識とか知性の問題じゃなくて、つねに他人の目を意識して媚びるような文章しか書けなくなったという意味での<馬鹿>ね。これを書くと誰かを傷つけるんじゃないか、こう書いたら誤解を受けるんじゃないか、この話題には触れちゃダメなんじゃないか、とそんなことばかり考えていたら、生まれる文章は新聞のそれと同じだ。間違えません、傷つけません、自己主張しません、事実だけを正確に伝えます、ああ、クソツマラン。

ノート大好き。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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