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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年04月26日(金)

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首肯

投稿日:2009年04月22日(水)

先日買った小説を読んでいたら「首肯した」という言葉が何回も出てきた。意味は何だろう。広辞苑をひいてみる。
 

しゅこう【首肯】
うなずくこと。もっともだと納得すること。「-しがたい」


よくわからないけど、これは首をカックンとするじっさいの動作を表わすのかな?

「うなずく」もひいてみる。
 

うなずく【頷く】
(1)首を下に動かす。
(2)諒解・承諾の意を示して首をたてに振る。合点する。首肯する。


「うなずく」の説明のなかに「首肯する」が出てきているね。


それはともかく、作者によって言葉の趣味がいろいろ変わるのね。その小説の作者は「首肯する」という言葉がお気に入りみたいで、頻繁に使われていた。


 

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千人の諾々は一士の諤々に如かずだかなんだか知らんけど

投稿日:2009年04月15日(水)

ことわざ辞典を眺めていたら、こんなことわざが目にとまった。
 

千人の諾々は一士の諤々に如かず (せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず)
[出典]史記
なんでもはいはいと言って従う千人より正しいと思うことを主張する一人が優れているという教え。「諾々」は「唯々諾々」などといい、他人の言うことになんでも従うこと。「諤々」は「侃々諤々」などといい、正しいと思うことを遠慮せずに主張すること。
(旺文社『現代に生きる 故事ことわざ辞典』より)
 

これを見て、首を傾げてしまった。

今の時代って、千人が千人、各々が正しいと思うことを主張しているよね。とくにインターネットでは他人の話にはいはいと従う人のほうが珍しいようにも思える(この時点でかなり自分が歪んでいるかもしれないけど)。

ただ、この手のことわざが使われるのは何かしらの組織においてだろうから、上で書いたことはどうしようもなく的外れなのは自覚している。だって、上司でも先輩でもいいけど、面と向かって「あなたは間違っている」と言える人はまだまだ少ないだろうから。

そう考えるとネットってのは面白いね。不謹慎な意味で。面と向かって言えないことが、ダダ漏れになっているんだから。

けれども、ちょっと話はずれるけど、そのうちネット上でも自分の本心を隠す時代が来るような気がしてならない。そのときは、千人の諾々は一士の諤々に如かず、ということわざが再び実感されるのかな。
 

逡巡 俊敏

投稿日:2009年04月13日(月)

逡巡、という言葉をよく見かけるけど意味はなんだろう。広辞苑をひいてみる。読み方は何かの小説で「しゅんじゅん」と振り仮名があったので大丈夫。
しゅんじゅん【逡巡】
ぐずぐずすること。ためらうこと。しりごみすること。「-して好機をのがした」「遅疑-」

「俊敏」と関連しているのかなと思ったけど、よくみたら「しゅん」の漢字が違うね。逡巡は「」、俊敏は「」。漢語林をひいてみる。
【逡】シュン
しりごみする。あとじさる。「逡巡」
【俊】シュン
(1)すぐれる。すぐれている。
(2)才知のすぐれている人。「英俊」
(3)大きい。高い。
(4)きびしい。また、きびしくする。「俊法」

これをふまえたうえで、「俊敏」を広辞苑でひいてみる。
 
しゅんびん【俊敏】
頭が良くて行動がすばやいこと。「-をもって鳴る」「-な身のこなし」

「俊敏」は、広辞苑によると「頭が良くて」という条件付きらしい。単に動きがすばやいだけではダメらしい。



追記

だったら、ただ「すばやい」という意味の熟語はなんだろう。昔、何かのゲームで「びんしょう」がすばやさのパラメータだった気がする。
びんしょう【敏捷】
すばやいこと。すばしこいこと。「-な行動」

なるほど。「俊敏」だと頭が良いという内面の要素が加わるけど、こっちの「敏捷」ならただすばやければいいのか。

奇しくも

投稿日:2009年04月11日(土)

奇しくもを「きしくも」だと思っていたら、ATOKが《「くしくも」の誤読》と教えてくれた。そういえば、テレビで耳にする音は「くしくも」だよね。

ついでなので広辞苑をひいてみる。
くしくも【奇しくも】
《副》ふしぎにも。あやしくも。

……あれ、もしかしたら、自分は意味も微妙に勘違いしていたかもしれない。

「奇しくも」は「偶然にも」というような意味で今まで使っていた。「探していた本が奇しくも出張先の街の本屋で見つかった」というように。正しい意味だと、これじゃなんだか奇妙な因縁のある本を探してたみたいだな。



すとっぷ

投稿日:2009年04月08日(水)

おじちゃん、すとっぷ。

最近、姪がよく口にするようになった。ちなみに、今まで「おちゃん」だったのが、ようやく「おちゃん」になったのもうれしい。

でも、すとっぷ、って何よ。すとっぷ、というと、ストップのことだろうし、つまりはstopであって、止まれ、と。試しに、その場でぴたっと止まってみせたらもの凄く喜んだ。言葉が通じるのってうれしいんだよね。

姪はこんなふうに使っている。

・おじちゃん、すとっぷ、ぶーぶ、あぶないよ
 (訳:おじさま、止まってください、クルマが来るので、あぶのうございます)

・おじちゃん、ここ、すとっぷちて、すとっぷちて
 (訳:おじさま、こちらで、お止まりになってください、お止まりになってください)

前者はかなり高度じゃないか? さすが私の姪だ(親馬鹿ならぬおじ馬鹿?)。

それと、以前書いた「たっちちて」の一言で「立つ」と「座る」の両方を表わしていたという話だけど、姪はあれから言葉を覚えた。今はこう使う。

・おじちゃん、たっちちないで
 (訳:おじさま、お座りになっていただけますか)

「たっちちないで」は「座れ」ということなのだ。うーん、なるほど。「座って」という新しい言葉を覚えるのではなく、既に知っている「たっち」から派生させたということか。姪は他にも「ねんねちないで」(起き上がって)という言葉も使えるから、「ちないで」が否定の意味を持っていることに気づいているのかな。

てなわけで、今日は100円ショップの通路の床に「たっちちないで」と姪に命令され、一緒に座り込まされるところだった。中年おっさんが幼児と一緒に床に座っていたら迷惑だし、さすがにちょっと恥ずかしいので、姪を抱きかかえて店の外に逃げた。



※念のために書くけど、冗談で書いているから訳とかにつっこまんでくりょうな。

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自己紹介:
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