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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年04月16日(火)

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動物園には動物がいる

投稿日:2010年01月25日(月)


今日、といっても日付が変わっているので2010年1月24日のことですが、姪と一緒に動物園に行きました。

私が行きたかったからです。

最後に動物園を訪れたのは30年以上前らしいので、私の記憶にはもう残っていません。保育園の遠足や小学校の修学旅行では、なぜか行き先は水族館ばかりでした。

仮に小説内に動物園を出すとしたら、自分の記憶に頼れないわけですから相当難儀するはずです。

私は悪いおじちゃんですから、ママが見ていない隙に姪の耳許で、

「……動物園いきたいね」

とささやくと、その瞬間姪は跳ね上がって、

「どうぶつえんいきたい、どうぶつえんいきたいいいい」

と手が付けられない状態になりました。

いい年をした中年男性が一人で動物園にいたら怪しいですが、3歳前の女児を抱っこしていればどこからどうみてもパパと娘です。誰も文句はいいません。

それにしても、象って大きいんですね。

驚きました。

図鑑やテレビで見るのとは違い、本物を目の当たりにするとその巨体に圧倒されます。岩の塊が動いているようです。が、姪はというとまだ心がピュアなため、たいして驚きもせず象の姿をあるがままに受け止めています。

ライオンのオスがメスに後ろからのしかかっていました。性行為でしょうか。そのうちメスが嫌がって(?)オスに牙を剥きました。するとオスは怒って吠えました。

「ライオンこわいい」

と姪が私の胸に顔をうずめます。周りにいた他の親子連れも一斉に逃げ出しました。

正直、途轍もなく怖かった……。

人間サマとしての自尊心なんか、本物のケモノの咆哮の前では一瞬で砕けることがわかりました。

いやまあ、恐怖って、理屈じゃないのね。


ヤギはひたすらめぇめぇ鳴き続けているし、ペンギンは陸に上がることなく延々と泳いでいるし、サルは天井からぷーらんぷーらんぶら下がっているし。

動物園は面白いね。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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