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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年03月29日(金)

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『博士の愛した数式』

投稿日:2010年02月15日(月)

 昨晩眠れなかったので、適当に本の山から取り出した本。読んでみたら面白く、夜中の3時までかかって一気に読み終わりました。

第1回の本屋大賞を受賞した作品として書名はかなり前から知っていました。じっさいに購入したのは、前田塁『小説の設計図』で取り上げられているのを読んでから。別に『小説の設計図』が巧い宣伝になっていたわけではありません。ただのきっかけです。むしろ、変な先入観を植え付けられてしまった、と読み終えた今では思うぐらいです。

記憶障害の老数学者と美しい数式の世界をモチーフにしているのですが、当初予想していたインテリ臭は一切なく、ひたすら「愛情」を感じさせるストーリーでした。

読み終わった後、こんなにも長く余韻に浸れる作品は久しぶりです。


うーん。やっぱり何らかの評価を得ている作品はとにかく読んでみるべきなんだろうかなあ。


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コメント

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小川洋子という人は

 小川洋子という人は、現実的な設定に少しだけ不思議な要素を組み入れて、独自の世界を組み立てている作家です。
 彼女の作品だと、『ミーナの行進』が一番好きです。よろしければ、一度読んでみてください。
p.s
メールアドレス、変更いたしました。
aliceizer@hotmail.co.jp

aliceizer3@hotmail.co.jp
よろしくお願いします。

>>uenoさん

初めて読んだ作家ですが、非常によくできた小説を書かれる人だと思いました。「よくできた小説」とは何か、これについてはあとで書きたいと思っていますが、小説の構造そのものが職人の手による工芸品のような美しさを持っていると考えています。数学、野球、人間愛、これらが信じがたいバランスを保ちながら破綻することなく完結する作品。

『ミーナの行進』は「借りる本リスト」に付け加えました。

メールアドレスについてはこちらで控えましたので、編集で消されても大丈夫です。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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