投稿日:2024年11月22日(金)
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投稿日:2008年09月29日(月)
あまり上品な話じゃないけどなあ。
一般に、嗅覚の夢は少ないと言われている。夢のなかで匂いを感じることはほとんどないそうだ。たしかにあまり体験した記憶がない。しかし、まったくないわけではなく、つい先日も匂いに関する夢を見た。
下品だから簡単に書くが、夢のなかで俺は放屁する。それがもの凄く臭い。個人的な感情かもしれないが、自分の屁がもの凄く臭いというのは、うれしい。なぜかは……なぜだろう。それはともかく、夢のなかで自分の匂い(「匂」より「臭」だよなこの場合)に酔いしれている(嫌な表現だね)と、周りにいた人々が臭い臭いと文句を言う。当然だ。ただそれだけの夢を見た。
たぶん、この夢を見る前に、Blogで匂いについて書いているからその影響もあるだろう。匂いという感覚についてかなり考えていたからなあ。
ちなみに、最近面白いなと思ったのは、人間の嗅覚は味覚より敏感だということ。それも想像以上にだ。ナツメ社の『図解雑学 よくわかる脳のしくみ』に「人間の嗅覚の感度は味覚の1万倍といわれます。」と書かれていた。「数千から1万種類のにおいをかぎ分けることができ」るそうだ。嗅覚、凄いよね。
実際の匂いではなく、雰囲気や感じを表す言葉に嗅覚が関連しているものは意外と多い。「胡散臭い」「陰気くさい」「あほくさい」「うそくさい」「(男らしいという意味での)男臭い」「田舎くさい」「きな臭い」「邪魔くさい」「自慢臭い」「照れくさい」等々かなりある。
広辞苑で「くさい」をひいてみるといくつかある意味のなかにこんなのがある。
【臭い】 くさい
(4)(接尾語的に)
(ア)…のにおいがする。「こげ―・い」
(イ)…のように感じられる。…らしい。「仙人―・い」「バター―・い」「いんちき―・い」
(ウ)いやになる程…だ。「てれ―・い」「面倒―・い」
(イ)と(ウ)は本当に匂いを感じているわけではないのに「~くさい」としているのが面白い。なんでなんだろうね。
夢じゃないですけれど、嗅覚というのは、過去の記憶と直結することがあると思います。
例えば、ある匂いを嗅ぐと、それに付随した映像や音が聞こえると言ったことはありませんか?
自分の場合は、草の匂いを嗅ぐと、子供の頃、クサムラでよく獲ったカマキリやバッタの映像が浮かびます。
嗅覚はとても原始的な感覚なので、人間の原体験とも結びついているかもしれません。あるいは、それは、ユングの言う「普遍的無意識」かもしれません。
uenoさんこんにちは!
お下品な話題ですみません。
いわれてみれば、たしかにそうですね、匂いによって記憶がよみがえることはありますよね。
ちょっと試しに部屋のなかのいろいろなモノの匂いを嗅いでみました。
すると、一冊の本からなぜか甘い匂いがしました。その甘い匂いを嗅いだ瞬間、幼いときに家族で行った海水浴の情景が浮かびました! これはたまたまその本の匂いが海水浴場のあの甘い匂いに近かったからだと思います。なぜこの本にそんな匂いがついているのかは謎ですが(前の持ち主の匂いだろうか)。
他には、昔から消毒薬の匂いを嗅ぐと、これまた幼いときに入院していた病院を思い出します。思い出すと言うより、uenoさんのおっしゃるように、映像や音が聞こえてくるような、その場にあたかも戻ったかのような感覚になりますね。とくに病院は私の原風景の一つなのでかなり強烈に結びついているようです。
嗅覚というのは面白いですね。匂いを題材にすれば何かいろいろ書けそうな気がしてきます。
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