投稿日:2024年11月21日(木)
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投稿日:2008年09月19日(金)
それはステキなお城だったけれども、たった今崩れ去ってしまった。長い時間をかけて造り上げた巨大な砂の城だった。
それはたしかにここにあったけれども、波のただ一打ちでとろけるように砂に戻ってしまった。城を構成していた砂はここにあるのに、砂たちの秩序あるつながりは消え去ってしまった。
それは形が無くなっただけなのだからもう一度造ればいい。材料は変わらずここにある。さあ、もう一度造るのだ、と思――えなかった。思うはずの自分が、すでにいなかった。波が自分を消していた。
自分も砂で造られていたから。
およそ何億回も語られた、ありふれた話。
海が見えます。とても奇麗な海です。おそらく南の島なのでしょう。椰子の木と思われる影が揺らいでいます。しかし、何処か変です。誰もいない。動くものは、波の音だけ。そんな情景が見えました。たしか藤子不二雄のSF短編で、人間を含めて、すべての動物が滅んでしまう話がありましたが、そんなイメージです。すべて完全で美しいにもかかわらず虚無だけが支配しているような。共産圏の大都市のようなイメージでしょうか。
uenoさんこんにちは!
昔聞いていた前世体験のCDでは、まずはじめに海をイメージするように指示されます。それを何回も聞いていたから、自分のなかに現実にはない海のイメージが生まれてしまっているのかも知れません。
どちらかというと、私は海にとかされてしまいたいかも。
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