投稿日:2024年11月22日(金)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
投稿日:2008年10月13日(月)
一つのアイデアにこだわるよりたくさんのアイデアをどんどん出したほうがいいのではないかと思う。ここでいう「アイデア」とは「発想」という意味で使っている。 もしかしたら、作品の質とは、アイデアの云々にあるのではなく、その作品の完成度にあるのかもしれません。要するに、料理法です。
「この世にまずい食材はない。まずい料理法があるだけだ」とは、ある高名な料理人の言ですが、これは、文学にも当てはまるかもしれません。
例えば、『源氏物語』。これは、母親を知らぬ皇子が終生、その淋しさを抱えながらも愛を具現する物語ですが、その構造はごく単純です。主人公が母親を知らずに育つをという設定も、現実によくあったことでしょう。当時は、お産による死というものが日常茶飯事でしたでしょうから。
その他の名作と呼ばれる作品は、かなりのところ、単純な骨組みに支えられているのではないでしょうか?それに比べると、最近の作品群の過剰とも思われる複雑さは、かえってそらぞらしく、わざとらしいとさえ思えます。
さて、私は単純さの中にこそ、小説の本質があるのではないかと考えます。ここにこそ、「小説とは何か」という問いの答えがあるのではないかと思います。
そして、その問いをいかに料理するかが、肝要ではないかと、実際は、これこそが難しいのですが。
しかし、質の高さを認知度に結びつけた言い方はさすがです。管理人さんのこのような見方には、感心させられることしきりです。
uenoさんこんにちは!
今は真夜中ですが、Blogはいつもお昼です。
本音を書いてしまうと、価値があるとされるプロの作品もその根本に備わっているものは実に単純だったり平凡だったりすると思うのです。何も特別なことを書いているわけではない。さらに深い部分の本音を書いてしまうなら、プロの小説ってこんな題材でいいのか、とも思います。しかし、それが小説として、プロの作品として、なおかつ商業作品として成り立つのは、そうですね、uenoさんのおっしゃる「料理法」が一番あっていると思います。たしかに、小説は料理と似ている。うまい料理を作るために高級な食材を求めたがるのと、うまい小説を書くために高尚な題材を求めたがるのはおそらく同じ思考のカテゴリーに属しているのではないか。もちろん、自然のままが一番美味い食材もあるでしょうし、どんな書き方をしても小説となる希有な題材もあるかもしれません。でも、それで上手いモノができたとしても、それは食材と題材の力にすぎないという創作者としての悲しさがあります。
ただ、上で書いた自分の文章のまずいところは、「質」という概念を主観的・相対的なものとしているところです。もっと違う切り口もありそうなので、精進します。
まだまだ実験小説ばかり書いてますね。
どんな切り口がいいのか。安定して物を書くまでに至ってないですね。その為にはやっぱ量ってことになってしまいますね。
小生さんこんにちは!
練習だと考えれば、量をこなすのが最良でしょうね。とにもかくにも、書かないことには作品の質もあげようがないとも思えるのですよ。その点、私は作品を書く量が少なすぎるので、これからはガンガン書くように努めます。
竹の子書房
Amazon
カテゴリー
レコメンド
人気記事
リンク
最新記事
カレンダー
プロフィール
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アナライズ
お知らせ
★☆★本に掲載されました★☆★
■([か]2-5)てのひら怪談 壬辰: ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫 日本文学)
■3.11 心に残る140字の物語
■てのひら怪談 辛卯―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫)
■てのひら怪談 庚寅―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫)
=====↓読者投稿怪談が掲載されています↓=====
■怪談実話系ベスト・セレクション (文庫ダ・ヴィンチ)
■怪談実話系 4―書き下ろし怪談文芸競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ゆ 1-4)
――巻末の読者投稿怪談に採用されました♪
★Twitter始めました
こちら→http://twitter.com/oboroose
★リレー小説に参加しています。
★怪談投稿しています。(ペンネーム:小瀬朧)
こちら→WEB幽