投稿日:2024年11月22日(金)
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
投稿日:2008年11月24日(月)
ビルは夢の世界を構築する重要な建築物だ。
イメージとしては、下の階ほど現世に近く、上に行くほど未来的、観念的になっていく。ちなみに地下にあるのはいつも、絶望する何か。
先日見たビルの夢では、ひたすら上の階を目指していた。しかし、途中の階で戦争が起きていたため巻き込まれてしまった。私はあくまでも部外者ということで難を逃れていたが、まあ酷いものだった。規律を守らない兵士たちが集められ、生きた盾として使われていた。規律は命より重いのだそうだ。幸い、私は上の階へのエレベーターを見つけたのでそこからおさらばすることができた。
上の階には、何もなかった。つまり、このビルに住む人類はさっきの戦争で死に絶えるということだ。それでも、まだエレベーターはあった。どこまでも上ることにした。
かなり上の階で、やっと一人の老人にあえた。戯れで「神ですか」と聞くと、老人は首を振って、もう一つ別のエレベーターを指さした。まだ上があるらしい。ここまで来たら、行ってみるしかない。
この上にはいったい何があるのか。
エレベーターのドアが開くと、目が覚めた。
つまり、現実があるということだ。
竹の子書房
Amazon
カテゴリー
レコメンド
人気記事
リンク
最新記事
カレンダー
プロフィール
ブログ内検索
アクセス解析
忍者アナライズ
お知らせ
★☆★本に掲載されました★☆★
■([か]2-5)てのひら怪談 壬辰: ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫 日本文学)
■3.11 心に残る140字の物語
■てのひら怪談 辛卯―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫)
■てのひら怪談 庚寅―ビーケーワン怪談大賞傑作選 (ポプラ文庫)
=====↓読者投稿怪談が掲載されています↓=====
■怪談実話系ベスト・セレクション (文庫ダ・ヴィンチ)
■怪談実話系 4―書き下ろし怪談文芸競作集 (MF文庫 ダ・ヴィンチ ゆ 1-4)
――巻末の読者投稿怪談に採用されました♪
★Twitter始めました
こちら→http://twitter.com/oboroose
★リレー小説に参加しています。
★怪談投稿しています。(ペンネーム:小瀬朧)
こちら→WEB幽