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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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憤懣やる方ない

投稿日:2008年09月09日(火)

今、本を読んでいて初めてであった言い回し。

「憤懣やる方ない」

なんだろう、これ。

まず、どこまでがまとまった言葉なのかわからない。「憤懣やる」「憤懣やる方」それとも「憤懣やる方ない」で一つの言葉だろうか?

次に、漢字が読めなかった。読み方がわからないと辞書がひけない。漢字辞典で憤懣の「憤」を調べると熟語として「憤懣」が掲載されていた。「ふんまん」と読む。ということは、「憤懣」+「やる方ない」なのか。「やる方ない」なんて言葉もまるで聞いたことがない。

広辞苑をひいてみた。

【憤懣】 ふんまん
いきどおりもだえること。発散できずに、心中にわだかまる怒り。

【遣る方無い】 やるかたない
思いを晴らす方法がない。言いようがない。しかたがない。やらんかたなし。

それぞれの用例に「憤懣遣る方無い」がでているのでこれはワンセットで使う言葉だろう。さらに解説をよくみると「遣る方無い」は形容詞だ。ということは、前回書いたけど、丁寧に言おうとして「ない」の部分を「ございません」に置き換えると誤用になるのかな。丁寧に言うなら「憤懣遣る方無いことです」か「憤懣遣る方のうございます」が正しいのか。この考え方はあってるのかな。なんだか不安だ。

でもこの憤懣遣る方無いって言葉はいいね。俺のいつもの心情にぴったり合うように思える。いつだかの、通りすがりの軽トラックの運転手が俺の腹を指して「なんだその腹は」といってそのまま走り去ったときの気分は、まさに憤懣遣る方無いといえるよなあ。
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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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