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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月22日(金)

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また作文の話

投稿日:2009年01月23日(金)

今回は覚え書き程度に、短く書き残す。

作文の書き方のなかに、小説の書き方のヒントもあるのではないかと思って本を読んだりネットを検索したりしていた。

結論からいうと、作文の書き方を勉強するのもかなり役立つ。

ただし、ただしだ。

あくまでも、小学校時代にまともな作文教育を受けていない小説家志望の人には有効ではないかということ。自分がそうなんだけど。

とくに、作文の書き方といえば「思った通りに書きましょう」とか「自分の気持ちを素直に書きましょう」というような記憶しかない人は、今すぐ作文の書き方を勉強したほうがいい。

どうやら、ある年代の人々は、ものすごくテキトーというかイイカゲンな教えられ方をしているのだ。ちょっと気づくのが遅すぎた。


ここ最近(といってもかなり幅がありそうだけど)の作文教育は、とにかく描写、描写、描写、描写が大事だと教えているらしい。描写、描写、小説家志望が最も気にしているのも描写でしょう。同じジャン。


ということは、自分が小学生時代に受けたテキトーでイイカゲンな作文教育による先入観があるから、いざ小説を書こうとしても躊躇してしまうということだ。何を書いたらいいかわかんないんだもん。というのも、自分の先入観としては、作文とは自分の気持ちや感想を書くことだと思っているからだ。物事を自分で「解釈」する作業ともいえる。そうなると、小説も、あるテーマや出来事を自分で「解釈」して書くものだと考えちゃうわけだから、そんなもん書けるわけないよな。

で、この「作文は解釈」という思い込みが大間違いだったのだ。

本やネットで調べた断片の情報を統合してみると、最近の作文教育では、自分の気持ちや感想よりも、とにかく描写をしなさい、ということなのだ。「楽しかったです」とか「悲しかったです」などと直接書くのではなく、そう感じた場面を丁寧に描写するのが、今風の作文の書き方の基本らしい。

これ、本気で頭をガツンとやられた気分でございます。マジで。

そりゃそうだよなあ。自分の気持ちだけで、原稿用紙一枚とか二枚を埋めるなんて、無茶だもんなあ。作文の宿題がでるたびに泣きながら書いた記憶があるよ。むうう。


うーん、自分の小学生時代に「作文は描写」という教育をちゃんと受けていれば、人生変わったかもしれんね。


とんでもない回り道をして、やっと「小説は描写」という言葉が頭にすっと入ってきた。やっとわかったよ、なんでみんな描写、描写、描写と描写にこだわるのかが。




ところで、みなさんはどんな作文教育を受けてきたんでしょ。
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描写と気持ち

 おそらくは、描写と気持ちというのは、相関性があるのだと思います。
 そして、描写とストーリーの間にも、相関性があると思います。考えても、物語の筋が浮かばないとき、ひたすらに、描写をしていると、モニターの上に浮かんでくるということがあります。
 ですから、この三者の間には、不可分の関係があるような気がします。
 一方、表現に拘りすぎることを「表現に淫する」とも言います。この当たりのバランス感覚が難しいのではないでしょうか。

>>uenoさん

uenoさんこんにちは。

ようやくわかってきたのですが(いまさらともいうが)、つまりは、uenoさんのおっしゃる通りなのです。

しかし、怖ろしいものですね。小学校時代の思い込みが、その後もずっと足を引っ張っているわけですからね。

ちなみに、リレー小説を描くことで初めて「理解」できましたが、やはり、小説は「描写」ですね。描写することで、ストーリーが生まれていく、というか、キャラクターが何を考え、次にどう動くのかが決まる。これが正しい書き方かどうかはわかりませんが、今は確信しています。

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