投稿日:2025年02月02日(日)
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投稿日:2008年09月30日(火)
何も見えないでただひたすら考え続けているだけの夢もある。投稿日:2008年09月29日(月)
あまり上品な話じゃないけどなあ。
一般に、嗅覚の夢は少ないと言われている。夢のなかで匂いを感じることはほとんどないそうだ。たしかにあまり体験した記憶がない。しかし、まったくないわけではなく、つい先日も匂いに関する夢を見た。
下品だから簡単に書くが、夢のなかで俺は放屁する。それがもの凄く臭い。個人的な感情かもしれないが、自分の屁がもの凄く臭いというのは、うれしい。なぜかは……なぜだろう。それはともかく、夢のなかで自分の匂い(「匂」より「臭」だよなこの場合)に酔いしれている(嫌な表現だね)と、周りにいた人々が臭い臭いと文句を言う。当然だ。ただそれだけの夢を見た。
たぶん、この夢を見る前に、Blogで匂いについて書いているからその影響もあるだろう。匂いという感覚についてかなり考えていたからなあ。
ちなみに、最近面白いなと思ったのは、人間の嗅覚は味覚より敏感だということ。それも想像以上にだ。ナツメ社の『図解雑学 よくわかる脳のしくみ』に「人間の嗅覚の感度は味覚の1万倍といわれます。」と書かれていた。「数千から1万種類のにおいをかぎ分けることができ」るそうだ。嗅覚、凄いよね。
実際の匂いではなく、雰囲気や感じを表す言葉に嗅覚が関連しているものは意外と多い。「胡散臭い」「陰気くさい」「あほくさい」「うそくさい」「(男らしいという意味での)男臭い」「田舎くさい」「きな臭い」「邪魔くさい」「自慢臭い」「照れくさい」等々かなりある。
広辞苑で「くさい」をひいてみるといくつかある意味のなかにこんなのがある。
【臭い】 くさい
(4)(接尾語的に)
(ア)…のにおいがする。「こげ―・い」
(イ)…のように感じられる。…らしい。「仙人―・い」「バター―・い」「いんちき―・い」
(ウ)いやになる程…だ。「てれ―・い」「面倒―・い」
(イ)と(ウ)は本当に匂いを感じているわけではないのに「~くさい」としているのが面白い。なんでなんだろうね。
投稿日:2008年09月25日(木)
夢のなかの方向感覚について書いたとき、仕事の夢のことを忘れていた。投稿日:2008年09月24日(水)
夢の一般的なパターンだと思うが、学校時代をもう一度やりなおすという夢を頻繁に見る。投稿日:2008年09月23日(火)
ふすまを開けると、布団を敷き詰めた六畳の部屋に中学生ぐらいの少女が二人、寝ぼけ眼で座ってこちらを見上げていた。二人ともえんじ色のジャージを寝間着代わりに着ていた。二人は目をこすりながらあくびをし、無言だけれども、おはようの意思表示をした。
ここは確かに俺の部屋である。床の間には父の古いオーディオセットが無造作に置かれたままだし、俺が普段寝ている場所の足下には色あせたイエローのチェストが南を向いて立っていた。チェストの上には、なかに入りきらなかったセーターやタオルが積み上げられている。間違いなく俺の部屋なのに、どういうわけか女子中学生が二人、布団の海を泳ぐように自由気ままに寝ていたのだ。
少女の片方がえんじ色のジャージを脱ぎだした。ジャージの下は素肌だった。上半身だけ裸になった少女は黙って背中をこちらに向けている。俺はそれがすぐに朝の習慣だとわかった。すでに手には濡れたタオルを握りしめている。そのために来たのだ。俺はおもむろに少女の背に近づくと、手に持ったタオルを緩やかな曲線に沿ってゆっくりと滑らした。少女の背中はスポンジケーキのように柔らかく、甘い匂いさえ漂ってきていた。俺は少女の片腕を持ち上げると、脇の下をタオルでなで下ろした。少女の腕はもう俺の顔のすぐ横にある。そっと匂いをかいでみた。紛れもない、人間の汗の匂いがした。
もう一人の少女は俺のすぐ隣で黙って行為を見つめていた。目が合うと無言で、さあその先はどうするの、と問いかけてきているように思えた。俺はどこまで拭けばいいのだろうか。俺の中心部で熱を持った塊が徐々に膨らみ始めているのがわかった。塊の吐き出す熱い血液が、俺の腕に容赦なく流れ込んでいる。少女は隠すことなく、俺は目をそらすことなく、少女の胸がかすかな輝きを帯びながらそこに存在していた。なだらかな曲線が描きだす神聖な肉体部品と、それを有することを何者かから託された女性という存在を前に、俺は一人の礼拝者となっていた。タオルを持った手を恭しく胸の下に差し入れ軽く持ち上げてみると、少女がかすかに吐息をもらすのが聞こえた。俺はついにこれが自分自身の義務であると確信した。
布団が敷き詰められた六畳の部屋で、俺は二人の少女のすべてを、丹念に磨き上げた。
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