投稿日:2024年11月22日(金)
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投稿日:2009年05月13日(水)
久しぶりにBOOKOFFへ行った。一ヶ月ほど行っていなかった。お金もないし、あまり本を読みたい気分じゃなかったから。
在庫数が一番多い店舗へ今日は行ってみた。そうしたら、気持ち悪いぐらい、以前から探していた本が次から次に見つかった。あまりにも都合が良すぎるので、もしかしたら夢なのかと疑ったが、現実だった。
偶然にすぎないとしても、それを見つけたのは自分なのだから、きっと何か意味がある、と思うようにしている。最近、気弱になっているから、あまり強くは言えないけど。
どうにも最近は、生きているという実感に乏しく、その反動でちょっとしたことに感動したり涙を流したりする。冷静に考えてみれば、たかが古本屋に自分の欲しかった本があったぐらいで、何か運命めいたものを感じてしまうのだから、それなりに心が荒んでいるのだろう。
姪と積み木遊びをしていて、一番楽しいのは組み上げた積み木を一気に崩すときだ。高く積めば積むほど、壊すときの爽快感は高まっていく。姪にとって崩壊する積み木の塔が何を意味するのか、大人の私には理解できないけれども、その小さな心のなかに確かに存在する破壊の欲求をくすぐるからこそ、夢中になれるのだ。
BOOKOFFで古本の詰まった棚を見ていると、その一冊一冊が積み木を連想させる。回りくどい考え方をするなら、なるほど本というモノは知識の蓄積を象徴している。見たままの解釈をするなら、本が四角いブロックに見える、それだけのことだ。
じっさい、買ってきた本はろくに読まれもせず、部屋の隅から順番に、積み木さながらにうずたかく積み上げられているわけだ。土台が文庫本だったりすると非常に不安定となって、そのうちぐらぐらと揺れ始め、夜中に突然崩れて私を驚かせたりする。、また、姪から見れば積み上げられた本の山と積み木の区別はつかないし、つける必要もないから、片っ端から崩してくれたりもする。
そんなかんじだから、部屋に籠もって悶々としていると、部屋のすべての本を外にぶちまけたくなる。そうすれば、何か吹っ切れるような気がしてならないのだけれども、やはり世の中の本を愛する人たちから総スカンを食らいそうなので、妄想のなかにとどめておく。
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