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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月21日(木)

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『感動の幾何学』購入

投稿日:2008年10月03日(金)

探せばあるものだね。

大熊昭信『感動の幾何学』を入手した。さすがに105円というわけにはいかなかったけどね。コメント欄でこのタイトルを見たときに惹かれた。

普通、読書というものは連鎖している。ある本を読み、その本がまた別の本を呼ぶ。それは著者の繋がりだったり思想の繋がりだったり、あるいは単純にジャンルの繋がりだったりもする。そういう意味では、本の選択が個人的である限り、その人の傾向が現れるのは当然だ。ようするに、読む本と読まない本が出てくる。多読だの乱読だの言っても、完全にランダムな本の選択はきわめて難しいのだ。

だから、他の人の読書の連鎖をふいに目にしたりすると、それが驚くほど新鮮に見えたりもする。さらに、自分が求める<道>のようなものと合致したとき、驚きは欲求へと昇華する。自分も読みたい、と。

創作において「感動とは何か」とは誰もが考えることだ。自分が創作する側に回ったとき、つかみ所はないのに、たしかにそこに存在する<感動の装置>を、自分の手でくみ上げてみたいと切望する。だから、この『感動の幾何学』という題名には期待するしかないわけだ。

話はそれるが「感動」という概念もじつに多様だ。不用意に使えば誤解を招きかねない。「感動」という言葉の、あなたのなかでの意味と、俺のなかでの意味と、この本で意味するものが、必ずしも同じとは限らないのだ。まあ、だからこそ読んでみようとも思うのだけれどもね。


※※※
追記というか、今、気づいた。これ『感動の幾何学 I』だね。1ということは2もあるのか。
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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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