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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2025年01月22日(水)

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シナリオ関連の所有本をリストアップ

投稿日:2008年04月15日(火)

Blogで紹介するために本を整理している。なぜかシナリオ関連の本が9冊もあることに気づいた。本を読めば自動的に何かできるようになると勘違いしている典型なんだろうね、俺は。とりあえずタイトルをリストアップしてみる。

『演劇入門』
『シナリオの基礎技術』
『シナリオハンドブック』
『ハリウッドリライティングバイブル』
『ノベルゲームのシナリオ作成技法』
『別冊宝島144 シナリオ入門』
『シナリオ別冊 ストーリー工学』
『1億人の超短編シナリオ実践添削教室』
『「懐かしドラマ」が教えてくれる シナリオの書き方』

小説と違ってシナリオ関連だとかなり具体的でシステマティックな教本がいろいろある。じっさいに俺みたいなド素人でも、これだけの本を読めばそれなりにシナリオのようなものは書けるようになる。もちろんそれはシナリオの形式にしたがっているだけの文字の羅列であることはいうまでもない。作品としての価値を問うのは残酷というものだ。乱暴ないいかたをするなら、シナリオには形式があるから、その形式にあてはまるように文字を並べていけばいい。小説のように、比喩だの描写だのに頭を悩ます必要はない。あるのは場面と台詞の連続だ。ここまで書いてさすがにこの説明は乱暴を通り越して冒涜になっていないかと怖くなってきた。繰り返すが、こんな精神疾患を抱えているような考え方をしている人間が作ったものに価値を問わないで欲しい。罵声を浴びるまでもなく、今こうやって素人のまま右往左往している現実こそ、罰を受けている証拠なのだから。

それはともかく、今は小説を書くのが目的なのだ。ストーリーを作るのにこれらのシナリオ論が役に立つのではないかと考えている。

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SFを俯瞰 『SF入門』

投稿日:2008年04月04日(金)

※はじめに
このBlogは読書すらまともにしていない管理人が小説を書くために右往左往している様子を楽しむところです。たまたま今回はSF。一応断り書きをいれておかないとSFファンだと思われるかもしれないからね。

前回紹介した『新・SFハンドブック』が読書案内の色合いが濃かったのに対し、今回紹介する早川書房『SF入門』(2001)はSFの世界全体を見渡せる内容となっている。目次から抜粋すると「SFの歴史」「SFする精神」「SFの創り方」「SFサブジャンル百科事典」「SFを読もう」というように、これ一冊でSFジャンルの全体像がつかめるのだ。読書が足りないままオトナになってしまったゆとりある俺にとって、こんなに手っ取り早く「便利そう」な本はないだろう(ほんとに役立つかどうかは知らんけど、その気にはなれる)。ちなみにけっこう入手に苦労した。

ざっと目を通してみた。SFというジャンルの柔軟性にまず驚いた。本を読まない人間にありがちだが、自分の知らないジャンルにいいかげんな思い込みをもってしまうことはよくある。俺がそうだ。SFに対して俺がどういうイメージを持っていたかここで書くとファンに殴られそうなので逃げておくが、この本を読んだ限り、SFというのはまさに人間の想像力でどこまでも広がるジャンルだとわかった。何気ない日常から太陽系、銀河系、宇宙、さらには宇宙の外、あるいは過去から未来、人類、非人類、要するに何でもアリなのだ。およそ人間が知覚できる範囲においてSFにならない事象はないのではないかとも思える。それだけ柔軟なジャンルなのだ。

しかし、これは同時に、ありとあらゆるSFのネタが出尽くしているともいえる。俺が夜中唸りながらひねり出したアイデアも、実は自分が知らないだけでもうすでに誰かがやっている可能性のほうが高いのだ。並大抵の想像力では、SFで完全オリジナルな物語を作るなんてのは到底できやしないのではないか。うーん。知らないほうが幸せだったとは今の気分を言い表すのだな。

小説を書くための読書なのに、なんだか小説をあきらめるための読書になりつつあるような。

SF読書案内 『新・SFハンドブック』

投稿日:2008年04月03日(木)

一応書いておくけど、俺は別にSFが書きたいわけじゃない。まずは「自分が何を書きたいのか」を見極めるためにいろいろなジャンルを読んでいる(つもり)なのだ。

今回入手したのは早川書房の『新・SFハンドブック』(2001)だ。ネットの古書通販でやっと手に入れることができた。ゆとりある俺のことだから「何を読めばいいのか」すらよくわかっていない。そのくせ、意味もなく権威を求めたりするから、ネット上で見かける個人のおすすめとかはあまり参考にしない。ほら、マニアってのはやたらマニアックなものを薦めたりするでしょ。単に、おまえらこんなの読んだことないだろっていう自慢かもしれないし。だから、いろいろ探してみたらハヤカワ文庫でSFのガイドブックがあるっていうんで早速購入してみたわけだ。

この『新・SFハンドブック』はSF小説の読者を対象にしている。だから小説を書くための指南本として、直接は役に立たないかもしれない。しかし、何を読んでおくべきなのかはよくわかった。ネット上の、たとえば掲示板等でおすすめ作品のタイトルだけを羅列されてもまったく読む気にならないし、気になったタイトルは検索して内容を調べないとならない。だけど、この手のガイドブックを開けば簡単な内容がわかるし、なぜそれを読むべきなのか、どこが面白いのかまでわかるので、俺みたいに読書が圧倒的に足りてない人には非常にありがたいのだ。

困ったこともある。
読みたい本があまりにも増えてしまったのだ。このままではただの読書家になってしまう、かも?

怪談の指南本 『怪談の学校』

投稿日:2008年04月01日(火)

メディアファクトリー『怪談の学校』
京極夏彦、木原浩勝、中山市郎、東雅夫の4人による「怪談作家育成実践講座」(帯より)。

怪談に特化した指南書で非常に参考になる。「怪談」は「ホラー」や「オカルト」とは違うジャンルだ。まずそれがわかっただけでも本書を読む価値はおおいにあったと思う。また、怖い体験談が即怪談になるわけではない。実話だからといくら強調したところでそれが怪談になるほど甘くもない。怪談には怪談の作法がある。怖がらせるツボがある。それを心得るのが怪談作家への第一歩なのだ。たいへん勉強になった。(俺は別に怪談作家を目指しているわけではないが)

投稿作品を評価する形式が中心になっていて、先の四氏がそれぞれ独自の視点で、初心者の陥りやすいミスを指摘したり、アドバイスをしたりする。「怪談の書き方」の章では、木原氏が投稿作品を添削、じっさいにリライトしてみせる。同じ素材でも書き方によってまったく怖さが変わるのだから面白い。「怪談の読み方」の章では、東氏が推薦する「チラー・ポイントを磨く」テキストが多数紹介されている。読書ガイドとして俺はそれらの本を集めている。ちなみに「チラー・ポイント」とは怖がらせるツボのことだ。

このジャンルにはあまり類書がない(と思う)ので必読の書だと思う。


新カテゴリー「役に立ちそうな本・資料」

投稿日:2008年04月01日(火)

あくまでも「役に立ちそうな」本・資料であって、まだろくに小説も書いたことがない管理人が紹介するのだからなんの裏付けも根拠もない。むしろ「こんなの読んでるからダメだろう」という反面教師的な受け取り方でもいいと思う。紹介するのはじっさいに所有するものに限るつもり。

小説入門で参考にさせていただいているから当然かもしれないけど、先達であられるライトノベル作法研究所さんが「創作お役立ち本」として紹介されている本がかなり含まれるかも。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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