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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月23日(土)

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アイデアは質より量か

投稿日:2008年10月13日(月)

一つのアイデアにこだわるよりたくさんのアイデアをどんどん出したほうがいいのではないかと思う。ここでいう「アイデア」とは「発想」という意味で使っている。

天才が本当に存在するかどうかはともかく、俺らは凡人を超越した発想、思考に憧れる。この頭のぼんやり感と押しても引いてもスカスカとして何も出てこないからっぽ感は、創作をしようと思えば思うほど、耐え難いものとなる。書きたいのに書けない。天才なら何の苦もなく、ただひたすらにキーボードを打ち続けられるだろうに。俺は空想のなかの天才に嫉妬する。

数年前に書かれたメモが手元にある。創作のアイデアだ。当時はかなり練り込んだつもりのアイデアで、これはかなりいけると自分で確信していた。しかし、今見ると、くだらない。自分の見る目が肥えたのではなく、たんに当時の流行に影響を受けているだけなのがバレバレなのだ。

子どもの頃に描いたオリジナルのロボットの絵を思い出す。描いた俺本人は斬新な自分だけのロボットのつもりなのに、どう見ても、ガンダムなんだよね。よくあるよね。俺だけじゃないよね。それと同じことを、大人になっても繰り返している。

「アイデアは質より量」に戻る。こう言うと、それでもやっぱり質にこだわるほうが大事ではないかと思われるかもしれない。粗製濫造なんて言葉が思い浮かぶが、粗悪なアイデアを大量に出すより、数は少なくても質の高いアイデアを考え出すほうが良いに決まってるではないか。

しかし、問題なのは、質が高いと思っているのは本人だけというおそれがあるということだ。そもそも、なぜ自分で「質が高い」と判断できるのか。質が高いと思えるのは、すでにそのアイデアが世間一般に知れ渡っているからではないか。つまり、前例があって、認知度が高くて、成功しているから、質が高いと思ってしまっているのでないか。そんなアイデアをいくら煮詰めたところで、待っているのは「これって○○と同じだよね」の一言だろう。

そう考えると、自分が「粗悪」だと思って切り捨てているアイデアにこそ、何か価値があるかもしれない。粗悪という言葉の意味を厳密に考えずに話を進めているのがまずいところだが、ようはそのときの価値観あるいは何らかの基準にあわないという意味合いで間違っていないと思う。先ほどの「質が高い」の話と同じで、質が悪いと判断しているのも自分だからということだ。

そういうわけなので、まあ、とにかく、思いついたことは片っ端からメモしておこうと思う。ただそれだけの話。

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『カンゴロンゴ』2回目見た

投稿日:2008年10月12日(日)

日曜の夜11時からNHKで放送の『カンゴロンゴ』を見た。今週で2回目か。今回は面白かった。番組のノリがやっとわかったからけっこう楽しめた。初回の給食費不払いの話は、演技が迫真すぎてひいてしまったのだ。

今回の放送分はすでに番組ホームページにアップされているので「お言葉」の詳しい解説はそちらを見たほうが確実だと思う。俺のメモは適当だ。

NHK 世直しバラエティー カンゴロンゴ | これまでの放送

今回の「お言葉」はこの3つ。

・初筮は告ぐ  (しょぜいはつぐ)
・君子は和して同ぜず 小人は同じて和せず
・一点素心  (いってんそしん)

「初筮は告ぐ」と「一点素心」って初めて聞いた。そういう言葉があるのね。「一点素心」の出てくる『菜根譚』(さいこんたん)も今回初めて知ったのであとで本を買おうと思う。

メモ術のテレビ見た

投稿日:2008年10月12日(日)

土曜の夜11時30分からNHK教育で「めざせ!会社の星」という番組が放送されていた。たまたまチャンネルを変えたら「メモ術」をやっていたのでちょっと見てみた。

※番組サイトはこちら
めざせ!会社の星|NHK名古屋放送局

文具メーカー社員のメモ達人はこんな3つの工夫をしているということだ。

・机にA3用紙を敷いてそこにメモする
・色のついた用紙を使いメモを分類する
・スキャナでメモをデジタル化する

詳しいやり方は、番組ホームページにまとめられているので興味のある方はそちらを見た方がいいと思う。

ここからは創作の話。

アイデア発想のためにメモはかかせない。このBlogの毎日のエントリでさえ、メモなしでは書けない。何にもない状態から文章を書くのは、俺には無理だ。最近わかったけど、どんなくだらないことでもメモにとったほうがいいようだ。意外と、時間が経ってから役立つことがある。当然、役立たないメモのほうがはるかに多いけどね。

好きな言葉は「没個性」

投稿日:2008年10月10日(金)

個性が無いという意味での没個性、良い言葉だ。そういう日本語が存在するかは知らないけれども、俺は好きだ。

個性なんて言葉は今では陳腐すぎてなかなか口に出せないものだが、昔の学校では本気で「個性を伸ばそう!」などと叫んでいたのだ。だいたい、個性ってなんだよ。どういう意味に受け取ってもらいたいんだ。それに、伸びたり縮んだりするものか。遠回しな言い方しなくてさ、はっきり言えばいいんだよね。スポーツ大会や弁論大会や絵画コンクールで上位に食い込む生徒になれってね。我が校の名前を全国にとどろかせ、と。少なくとも、俺の学校はソレだった。田舎の、農家の子どもしかいない学校で何を期待しているんだか。当時の担任の好きな言葉「おまえらはどんぐりの背比べだ」だったかな。可愛い。

それはともかく、当たり前に使われている言葉ほど、危険だ。

恐らく、「個性」という言葉に持たせている意味は、俺のなかでも、あなたのなかでも、当時の学校でも、全部違うと思う。才能や資質、あるいは差異といった言葉と同義になっているかもしれない。辞書を基準にすればいいと思われるが、広辞苑をひいてみても、何の解決にもならない。

でも、面白い言葉だ。「個性」とは抽象的な概念だけれども、個性そのものは抽象化される際に捨て去られたほうのものだからだ。だから、個性とは何かを説明することは辞書的にはできるが、個性そのものは何かと問われたら、もう自分自身を見つめるしかないのである。だって、個性なんだから。

俺は、個性なんてものは、なんだかよくわからないと思っている。もちろん、他の人を見て、あの人は個性があると直感することはできるが、その個性の正体がなんなのかはわからない。そりゃ、他の人と違っているなんてのは見ればわかることでしょうに。

そういうわけで、俺はあえて「没個性」を掲げて生きる。意味は、わかんない。まあ、でも、みんなと同じがいいじゃん。

特別な人になろうなろうとがんばると、いつか死にたくなるよ。

 

パーティションとパーテイション

投稿日:2008年10月10日(金)

今気づいた。

○パーテション
×パーテション


イの大きさが違う。俺はずっとパーテイションと発音していた。いや、俺だけじゃなく、周りの連中もパーテイションって言っていた。本当はパーティションだったのか。

パーティションとは、会社で普通に使われている間仕切りのことだ。いくつかのパーティションをつなげて空間を作り、その中にソファーとテーブルを置いてちょっとした来客スペースにしているところはよくある。アレのことだ。

他には、たとえば大きな銀行のキャッシュコーナーとかイベント会場の入り口とかにある、銀色のポールとポールが赤いテープのようなものでつながったアレの名前、アレは「パーティションポール」と言う。しかし、俺たちはやはり「パーテイションポール」って呼んでいた。普通のお店でも、レジが混雑するときはパーティションポールで順路を作ったりするよね。「こちらからお並びください」とか張り紙つけて。

そのパーティションをカタカナ語辞典をひくとこうある。

パーティション 【partition】
(1) 分配。配分。
(2) (部屋・建物・土地などの)仕切り。(オフィスの)間仕切り。
(3) 《電算》ハード・ディスクの領域確保。

ああ、ハードディスクのアレもか。これ、確実に友人もパーテイションって呼んでいた。まったく気づかなかった。もしかして俺らがおっさんだからか。わーお。

ついでに、実をいうと間仕切りの読み方も怪しい。広辞苑で探してみる。

まじきり 【間仕切】
 部屋の仕切り。

あっけなかった。




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小瀬朧
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