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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月22日(金)

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好みは変る

投稿日:2009年04月13日(月)

もともとは清水義範が好きだった。今はどういう作品を書かれているのかまったく興味はないが、私がはまっていたころは「パスティーシュ」なるジャンル(?)の作品が多く発表されていたと思う。文体模写、作風模写、なんていうのかな、パロディやオマージュとはちょっと違うんだけどうまく説明できない。まあ、パロディっていえばパロディなんだろうなあ。

早い話が、清水義範に影響を受けまくって、そーゆー文章ばかり書いていた。

ああ、でも面白かったなあ。「蕎麦ときしめん」「深夜の弁明」「国語入試問題必勝法」「永遠のジャック&ベティ」あたりはもう何度読んだかわからない。どれかに収録されていた「三流コピーライター養成講座」(ここまで記憶だけで書いているのでタイトルは間違ってるかもね)はお腹が捩れるぐらい笑った。じっさい、捩れたかもしれない。本を読んで筋肉痛になったのはそれが最初で最後だ。

ところがだ。

BOOKOFFで懐かしさからそれらのタイトルを手にとって立ち読み(家にあったのは全部売ってしまったから)しても、いったい、何がどう面白いのかさっぱりわからなくなってしまっていた。昔これを読んで大笑いしたことは覚えている。しかし、どうして笑えたのか、今の自分にはもう理解できないのだ。

もちろん、作品に問題はない。読み手である自分の心にゆとりがなくなったからだと思う。

好みが変るには理由があるんだろうなあ。


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無題

こんにちは。
私も清水先生の「パスティーシュ小説」大好きでした。
もちろん挙げられた御本は全て読みましたよ!
「アイスクリームは燃えている」ですよね。お腹を抱えて笑いました。
『世界文学全集』とかも素敵なパロディだったと思います。

私も、また読みたいと思いますが、今読んだら果たしてどう感じるでしょう。
はしかみたいなものなんでしょうか?

>>さくらさん

さくらさんこんにちは。

清水義範の作品を知ったきっかけは、当時、妹が買っていた女性向け雑誌だったんですよ。たしか、笑える本を紹介するコーナーで「三流コピーライター養成講座」が紹介されていました。その特集を読んですぐに本屋へ向かい、その「三流~」が収録されている文庫を買って、一気にはまりました。
面白かったですね。新聞の投書欄やコマーシャルのパロディなんてとても斬新で笑えました。

やっぱりはしかみたいなものなんでしょうかね。
それとも、ある世代の読者のツボにはまる作品なのでしょうか。あの笑いが、今の若い人たちにも通用するのかちょっと気になるところです。

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HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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