投稿日:2024年11月22日(金)
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投稿日:2009年04月15日(水)
ことわざ辞典を眺めていたら、こんなことわざが目にとまった。
千人の諾々は一士の諤々に如かず (せんにんのだくだくはいっしのがくがくにしかず)
[出典]史記
なんでもはいはいと言って従う千人より正しいと思うことを主張する一人が優れているという教え。「諾々」は「唯々諾々」などといい、他人の言うことになんでも従うこと。「諤々」は「侃々諤々」などといい、正しいと思うことを遠慮せずに主張すること。
(旺文社『現代に生きる 故事ことわざ辞典』より)
これを見て、首を傾げてしまった。
今の時代って、千人が千人、各々が正しいと思うことを主張しているよね。とくにインターネットでは他人の話にはいはいと従う人のほうが珍しいようにも思える(この時点でかなり自分が歪んでいるかもしれないけど)。
ただ、この手のことわざが使われるのは何かしらの組織においてだろうから、上で書いたことはどうしようもなく的外れなのは自覚している。だって、上司でも先輩でもいいけど、面と向かって「あなたは間違っている」と言える人はまだまだ少ないだろうから。
そう考えるとネットってのは面白いね。不謹慎な意味で。面と向かって言えないことが、ダダ漏れになっているんだから。
けれども、ちょっと話はずれるけど、そのうちネット上でも自分の本心を隠す時代が来るような気がしてならない。そのときは、千人の諾々は一士の諤々に如かず、ということわざが再び実感されるのかな。
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