投稿日:2024年11月21日(木)
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投稿日:2008年10月27日(月)
枕元にノートを置いている。夜中に思い浮かんだことを書きとめるためだ。長い冬は終わった
けれども春はもうやって来ない
ぼくらは氷の海岸を歩きながら
雲の隙間の向こうを眺めていた
そこに青空はなかった かわりに宇宙があった
宇宙の明るさだけが この星を照らしていた
太陽はもう昇らないのだから
この星にはりついた氷は
ぼくらが一枚一枚はがしていく
『「どうして。急いでいるのさ、そんなに急ぐことないのに」
天使は、もう一人の天使に語りかけた・・・・。』
ものすごい未来のような気がしますね。人類や地球はおろか、太陽すら無くなっている。残っているのは、かつて、人類が作り上げた概念だけでしょうか。
『天使たちは、一枚一枚、氷をはがしていく。一枚一枚に書かれた記録を読むことすらなし に・・・・・』
“宇宙の明るさ”という表現には、ぐぐっとさせられました。聖書には、「はじめに光ありき」とありますが、その光でしょうか。もしかしたら、天使たちは再生の準備をしているのかもしれません。
こんなイメージが詩片から浮かんできました。
uenoさんこんにちは!
再生のイメージ、たしかにそうかもしれません。私はこれを終末の象徴と解釈したのですが、何かの終わりは別の何かの始まりかもしれません。
新しい太陽がいつか昇ることを信じて、彼らは今も宇宙を見上げているでしょう。
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