投稿日:2025年03月09日(日)
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投稿日:2009年02月10日(火)
創作に携わる人がよく「降りてきた」とか「降りてこないと書(描)けない」とかいうのを耳にする。この感覚は、私でさえ、軽く体験することがある。投稿日:2009年02月09日(月)
語彙と表現を増やそうかと思い、ぜんぜん好きでもない作家の小説からフレーズをノートに書き写していた。それがここ一週間の話。
なぜ好きでもない作家の小説を選んだかというと、語彙と表現を偏らせないためだ。そう考えた。好きな作家の作品なら、何度も読んでいるし、気に入ったフレーズはどんどん真似して使っているから、あえてやる必要はない。でも、そのままだと言葉選びや言い回しが好きな作家にあからまさに似てしまう。だから、ぜんぜんまったくこれっぽっちも好きでない作家の小説を選んだ。(そうはいっても、家にあるぐらいだから、嫌いというわけではないだろうね)
ノートにフレーズを書き写すといっても、自分の場合はまだ基本的な言葉ばかり。「振り向く」とか「~から…のなかを覗く」とか「ひっくり返る」とか「声を荒らげる」とか「腰に手をあてる」とか、そういうレベルの話だ。
冗談ではないよ。
これは単に言葉の言いかえの問題ではなく、人間の動作や風景の在り方を言語化するために必要な準備なのだ。頭のなかにはイメージが浮かんでいる、でも、それを言葉で言い表せない、というもどかしさを克服したいということでもある。
さっきあげた言葉だって、読めばおそろしく簡単だけど、自分が小説を書くときにその言葉がスムーズに出てくるとは限らないのだ。
というようなことを、わりと夢中でやっていた。
ところがだ。
そんなことをしていたからなのか、自分の文章のリズムがおかしくなってしまったのだ。客観的に判断できるかわからないが、書いている本人としては、なんだかすごく気持ち悪い。
で、文章のリズムが変わると、小説全体のリズムまでなんだかおかしくなる。リズムってなんだよ、と言われても、自分にだってよくわからないけど、とにかく気持ち悪い。
それで思った。
小説は文章から成り立っている。構成している個々の文章によって、小説の展開まで変化してしまう。そんな気がしてならない。極端な例を考えてみるなら、ドロドロと暗い文章で書いていれば、小説のストーリーだってドロドロと暗いものになっていくように思える。暗いストーリーだから暗い文章になるのではなく、暗い文章だから暗いストーリーになっていくこともあるのではないか、という仮定なのだ。もちろん、今あげた「暗い」というのは極端な例だ。現実に即して考えれば、文章から感じられるインテリ臭や負け犬根性や僻みや妬みなんかが、そのまま小説全体の流れまで支配してしまうということだ。プロの作家なら内容に合わせて文章を変えているのかもしれないけれども、素人にすぎない自分にとっては、たぶん、文章によって小説の内容が変わってしまう。
というわけなので、しばらくの間は、このことを考えてみる。
投稿日:2009年01月23日(金)
今回は覚え書き程度に、短く書き残す。投稿日:2008年06月17日(火)
小説を書くための読書は進行中。それとは別に、お手本になる小説を分析している。分析っていうとかっこつけているようで気恥ずかしいけど、たんに大好きな小説の気に入った部分やすごいと思った部分をノートに書き写して、それを真似て文章を書いているだけ。まねっこまねっこ。だから見せられない。あからさまに盗作だから。
これがけっこう、というかめちゃくちゃ愉しい。文章の骨格はそのままで、単語だけ入れ替えて遊んでいるだけなんだけど、普段自分では絶対に書かない(いや、書けない)文章ができる。イメージとしては、高校時代にさんざんやった英語の構文を覚えているようなかんじかな。覚えた構文で例文をいくつも作るって、やったよね。それの日本語版だ。小説の練習としては恐ろしく間違った方法のような気もするけど、もういいや。
ようするに、理屈を頭に詰め込んでも無駄だってのにようやく気づいたってこと。あと、「とにかく書けばいい」というアドバイスの重大な欠点もわかった気がする。気がするだけで、まだ言語化できない。ばくぜんばくぜん。あいまいもこもこ。
投稿日:2008年04月01日(火)
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