忍者ブログ

ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

[PR]

投稿日:2024年11月22日(金)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

かけっこ 笑って

投稿日:2009年04月07日(火)

4月6日、なんとなくチャンネルを合わせたら「深イイ話」という番組がやっていた。

人生が変わる1分間の深イイ話
http://www.ntv.co.jp/fukaii/

初めて見たんだけど、ちょうどやっていたのが「ひと言で速く走れる魔法の言葉」という話だった。

なんでも、かけっこの前に子どもへ「笑って」という言葉をかけると速く走れるというのだ。なぜだろうと思ったら、リラックスした方が歩幅が自然と広くなるからだという。実際に計測したら速くなってるし。

これを見て、愕然としたよ。

小学校以来、運動会のかけっこは大嫌いだった。どれぐらい嫌いかというと、体育がある日のずる休みは当然だったり、将来ぜったいソーリダイジンになって、走る人間はすべてシケイにするという法律を作ろうと考えたりするぐらいだ。とにかく嫌で嫌でたまらなかった。だって、いつもビリなんだもん。
(ちなみに私の父親は若いときに陸上選手として地元で名を馳せていた。つまり、父親の私に対するがっかり感は筆舌に尽しがたいだろう。おとうちゃん、ごめん)

そんな歪んだ私を嘲笑うかのように、姪はとにかく走りまくる。公園につれていくと「きゃははははは」と大笑いしながら転ぶまで走り続ける。油断すると、私の足では追いつけない。その姿を見ておじいちゃん(私の父)は途轍もなく幸せそうな顔をしている。息子である私は結果としてポンコツだったけど、孫である姪は有望だからだ。
ああ、本当、おとうちゃん、ごめん。

もしも。

もしもなんだけど、小学校時代の私に、かけっこの前、誰かが「笑って」と一言かけてくれていれば、何か変ったのだろうか。


そんな感傷。



PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

トラックバック

twitter

facebook

レコメンド

人気記事

ブログランキング

にほんブログ村 小説ブログ 小説家志望へ

★ブログランキングに参加しています。

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


バーコード

ブログ内検索

あわせて

あわせて読みたいブログパーツ

アクセス解析

忍者アナライズ

お知らせ