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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月24日(日)

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昼飯49円

投稿日:2008年08月28日(木)

小説とはぜんぜん関係ないけどね。

うちの近所に低所得者向けのスーパーがあって、そこで売っている49円のカップラーメンが今日の昼飯だった。カレーうどんだからカップラーメンというのはおかしいか。カップカレーうどん? どうでもいいか。

この49円のカップカレーうどんが、本気でまずい。文句を言うならもっと高いものを食べろと言われそうだが、一つの現実として、我が家にはお金がないから仕方ない。食費を削って本を買う。わあ、俺ってかっこいい。ここ、棒読み。

とにかく、おいしくないのだ。49円という値段をつねに意識しながらでないと、吐き戻しそうになる。まず、汁がまずい。カレーうどんなのにカレーの風味がとても薄い。カレーうどんとカレー味のスープのうどんでは違うと思う。この49円のカップカレーうどんは、カレーうどんじゃあない。なんとなくカレーの味がしないでもないスープのうどんだ。

次に麺がまずい。どんなカップ麺も、麺が本物の麺じゃないと言えばそうだろうけど、この49円のカップカレーうどんの麺は偽物の麺にすらなっていない。紐状になった謎の物質なのだ。とうぜん歯ごたえもないから、咬むとくちゃりと水っぽいつぶれ方をする。間違った未来観によって想像された合成食料を商品化しました、みたいなかんじか。ああ、でもこんな食い物しかない未来にも憧れてしまうよね。俺は今そんな気分。話がそれている。

まずいとは言いつつ、俺はこの49円のカップカレーうどんに妙な親近感を覚えている。単純に底辺つながりだろうね。可能性でいうなら、もっと安くてまずいカップ麺もあるはずだし、俺より下の人間だっているはずだ。その程度のことでカップ麺に感情移入する自分に酔う自分をさらにBlogのネタにする自分。さらにさらに、こんな頃もあったなあと苦笑いしながらこれを見ている未来の自分。あるいは、49円でも飯が食えるだけマシだろ、と自分自身の過去をふり返り呪っているもっともっとみじめな状況に陥っている自分。ありとあらゆる自分がここを見ている。何書いているんだろ。

およそ49円分の妄想。
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4冊買ってきた

投稿日:2008年08月27日(水)

空はどこまで続いているの。そんな気分で久しぶりにBOOKOFFへ105円本を漁りに行ってきた。なかなかいい本が手に入った。

『封印作品の謎』
『面白いほどよくわかる 世界の哲学・思想のすべて』
『図解雑学 自動車の不思議』
『図解 クラウゼヴィッツ「戦争論」は面白い!』

これだけ買って420円だぜ。すげぇなあ、BOOKOFF。とくにナツメ社と日本文芸社の雑学シリーズは105円コーナーにあったらタイトルに関係なく即買いだ。中経出版のはタイトルによってだな。こういうサラリーマン向けの雑学本ってお手軽でいいよね。若い人が読むかどうか知らないけど。

ちなみに、俺はビジネスマン時代(自分だけサラリーマンと書かないところが嫌味)にビジネス書を大量に読んでいることを告白したら「ビジネス書なんて読んでいるですか!」と驚かれたぞ。もちろん、その驚きには侮蔑がたっぷり含まれていたぜ。いやあ、わかっている、わかっているけどさあ。ねぇ。

 

1/3 1/3 1/3 な気分

投稿日:2008年08月27日(水)

ブローティガンの短編に登場する小説家志望の気分を味わっている。そのうちタイプ役の男を連れて、編集役の彼女が現れるのではないかと妄想する。きっと他の人間の目には俺自身と俺の作品がそう映っているに違いない。

いいねぇ。こういう感傷的な午前も。

ほんとにまったくかすりもしねぇ

投稿日:2008年08月27日(水)

語尾に(笑)を連発したい気分だ。

ビーケーワンの怪談大賞の選考会レポートが公開されていた。悔しいからリンクははらない。その選考会レポート内で、選考委員の方々が選ぶベスト50作品が発表されていたけれども、俺の名前はどこにもなかった。10作ぐらい考えて、その中から自信作を送ったのに残念でしかたない。無念だ。みじめだ。悔しい。ぐぅ。

反省はしない。バネにもしない。俺のような、つねにその他大勢として括られてきた人種は、ただ勝者への怨みつらみを心の奥深くに溜め込むことしかできない。はっきりとした感動をもって、呪詛という言葉を使える階級なのだ。ああ、俺は俺以外の人間を、深くて底の知れぬ所へ蹴落としたい。もう、蹴落とされるのは嫌だ。

それはともかく、だ。

とにかく書けとはいうけれども、感覚だけで書いていたらダメなんじゃないかと思う。もちろん、理屈理論ばかり詰め込むのはよくないだろう。しかし、自分が書こうとしているジャンルへの勘違い、思い違いを正さないまま、怠惰と不勉強が原因の無知を<純粋な感性>と読み替えるのは、やはり小説を書こうとする者の態度ではない。ようするに、凡人特有の間違った天才観から脱却しないとねってことだ。これって、反省になるのか。反省しないと書いたばかりなのにね。

昔の自作を読み返すと

投稿日:2008年08月25日(月)

他人には言われたくないけれど、酷いものだ。

数年前に書いた小説だが、文章を構成する言葉は抽象の連続で、第三者に具体的なイメージを喚起させることができない。小説家志望にとってなじみ深い言葉でいうなら、描写ができていない。描写、描写、描写、とにかく小説は描写が命らしい。描写がなければ小説は死ぬ。死ぬ、というのはおかしいか。描写がないから、俺の小説は最初から生きていない。生きていないものは、死にようがない。

もちろん、描写の大切さはどんな小説指南本を開いても書かれている、きわめて常識的なことだ。俺だって、頭ではわかっている。正確には「ビョウシャガタイセツ」という音の並びが記憶されているだけであってなんら生産性をもたないのだがそれはさておき、わかっているのにできないというのはもどかしい。

けれども、ここで恐ろしい告白をするのなら、そもそも描写とは何かがわからない。こんな阿呆なことを口にして得をすることは何一つないのだが、虚勢を張っても仕方ない。わからないのだから、わからない。辞書的な、言葉の意味の問題ではなく、目の問題だ。何を、どう見るか。

少し頭を冷やしてくる。

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プロフィール

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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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