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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月24日(日)

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マンガ夜話を見た

投稿日:2008年09月19日(金)

BSのマンガ夜話がやっていたので見たら「よつばと!」だった。面白かったよ。


 

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箱を買った話

投稿日:2008年09月18日(木)

明日は箱を使いますから家にある正方形の箱を持ってきなさい。

困ってしまった。家に箱などまったくない。しかも、正方形の箱、つまりはサイコロのような箱でなければならない。先生は箱なんてどこの家にも必ずあるから、何でもいいので持ってきなさいと言っていた。何でもいいと言われても、何にもない。お母さんになんで家には箱がないのと食いついてみても、ないものはないのだから仕方がない。

お父さんが仕事から帰ってきた。そんな無理なことを言う先生は俺がぶっ殺してくれると怒ってくれた。なんであなたはすぐにそういうことを言うの、と今度はお母さんがお父さんに向かって怒り出した。だいたい学校で箱を何に使うのか、と聞かれても答えられない。箱を使って授業で何かを習うのだから今はわかるわけがないのだ。

箱を買いにいくことにした。夜の10時まで開いているスーパーが遠くの街に一軒あった。わざわざそこへ向かった。スーパーでは正方形の箱に入った商品を探すけれどもまったく見あたらない。ようやく化粧品コーナーで、とても高いクリームの箱が見つかった。それだけが、ほんとうにサイコロのように完璧な箱だった。仕方なくそれを買った。うちは貧乏だったから、その化粧品を買っただけで他の何も買えなかった。お菓子が買ってもらえると思っていた俺は残念だった。帰りのクルマの中で、まあ学校で使うならしょうがないね、とお父さんとお母さんはため息をついていた。

結局、箱は算数の授業で、カッターを使ってばらばらにされた。ただ、それだけのことだった。何千円もした化粧品の、ぴかぴかでつるつるのきれいな箱はすぐにゴミになった。ゴミなんだけれども、学校で捨てずに家に持ち帰った。


この話を友人にしたところ、本当におまえは昔から馬鹿だったんだな、と言われた。ついでに、一家そろって馬鹿なのか、とも言われた。意味がわからない。

最近、なんとなく妹にも話してみた。学校ってのはひどいよね、と。妹は今は保育士をしている。妹は、それはお兄ちゃんもお母さんもおかしいよ、と言った。やはり意味がわからない。

本当になぜ馬鹿なのかわからないから、今日はオチがない。


本は売っちゃダメだ

投稿日:2008年09月18日(木)

ある時期、本を売り払うことに夢中になっていた。そして今、後悔している。

無自覚な自暴自棄というか、ただのストレス解消だったのかもしれないけど、自分の買い集めた大切な本を片っ端からダンボールに詰めBOOKOFFへ持って行った。一日にダンボール二箱ぐらい、一週間ぐらい通ったと思う。中身のほとんどはコミックとビジネス書だったので、その分に関しては部屋が片付いてよかったのだ。しかし、学生の頃から買い集めていた講談社のブルーバックスや現代新書シリーズまで全滅させてしまったのは痛い。詩に関する本もけっこうあった。瞑想やナチュラルハイ、悟りといったそっち系もあった。夢関連だとフロイトもいろいろ持っていた。全部売っちまっただよ、とほほ。

いやね、大切なものを捨てる(壊す)快感、ってあると思わない?

当時は本気でその快感にとらわれていたと思う。大切だからこそ捨てる(壊す)価値があるんだ、なんて理屈もこねていた。

こんな詩まで書いていた。

「得るために捨てる 捨て続ける まれに捨てない人もいるが いつか自分の重さで死ぬ」

恥ずかしいね。


それはさておき、BOOKOFFで昔持っていた本をもう一度買いなおすのはあほらしい。それだけ。

 

書いては消す悪い癖

投稿日:2008年09月17日(水)

紙じゃなくてPCで文章を書いているとありがちなんだけれども、気に入らないものは完全に消してしまう。消してしまうと書いた本人でも同じ文章はなかなか再現できないし、どう書いたのかという表現どころか、何を書いたのかという内容までもが失われてしまう。

最近はこのBlogに書いたものはなるべく公開するようにしている。それでも、公開せずに消してしまっているものは一日にひとつやふたつはある。たいてい、自分で読んで糞ツマラン文章だから消すのだけれども、なかには反響を恐れて消してしまうものもある。とくに俺の場合は劣等感を出発にした文章、ようするにひがみ話ばかりなので、いつかそのひがみが向けられている層から何か言われそうで怖い。

基本、俺は反省をしないようにつとめている。反省の連続は<よい子>を作るには必要だが、「誰にとって」のよい子なのかと考えると腹立たしくもなる。誰かにとって都合のいい人間と言い換えてもいい。もちろん、その誰かとは他人だけではなく自分も含まれる。自分が自分にとって都合のよい人間になってはダメだ。根拠は、よくわからない。つまり、直感だ。軽々しく直感という言葉を使うと馬鹿にされるきっかけを作るだけだが、もしその直感を言語化できたときは何か凄まじいモノが生まれるような気がする。それに、その言語化にチャレンジするのが、小説家ではないだろうか。俺はただの小説家志望だけどね。

とはいいつつ、結局のところこんなどうでもいい宣言をしてしまうこと自体、自分が他人の目を気にしすぎるという事実の裏返しなんだから泣けてくる。俺は俺を馬鹿と規定することでアイデンティティーを保っているが、本物の馬鹿だったら自分を馬鹿にすることはしない。本物の馬鹿は、自分の馬鹿に気づかずに、自分の優秀さを信じて疑わない者だ。でも、こんなの負け惜しみにしか聞こえないし、つまりは俺を今まで馬鹿にしてきた連中を俺自身の勝手な理屈で馬鹿に仕返したいだけだから、また泣けてくる。ちなみに言葉の遊びではなく、俺は毎晩泣いている。

と、ここまで書いてまた消してしまいそうになった。今回は消さないぞお。





今日は4冊買ってきた

投稿日:2008年09月17日(水)

BOOKOFFへ行ってきた。105円の本を4冊買った。ほんとはもっと買いたかったけどお金がなかった。お金を払ってくれるのはお母ちゃんだからだ。ああ、最悪の告白。ヒキコモリニートが外に出られるカラクリが今明かされた。

4冊ではなく、5冊だった。4冊と5冊を間違えるほど、俺の思考力は低下している。俺はちゃんとBOOKOFFに525円払っただろうか。4冊のつもりで420円しかレジに置いてきていないだろうか。お客様お金が足りません、という店員の声を無視してはいないだろうか。

そんなことあるわけねーよ。

たぶん。

それはともかく、いつもならここに買った本のタイトルを書くのだが、今日は5冊中4冊がちょっと恥ずかしい本なので書けない。だから1冊だけ書く。

『日本語をみがく小辞典<形容詞・副詞篇>』

講談社現代新書にこんなタイトルがあったんだなあ。こういうのってそそられるよね。タイトルに辞典と入っているけれども完全に読み物なので暇つぶしによさそう。他にも<動詞篇>と<名詞篇>が出ているようだがBOOKOFFにはなかった。残念。








 

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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