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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月22日(金)

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メモはやっぱり紙がいい、そしてブタは俺から生まれる

投稿日:2008年05月26日(月)

パソコン上でメモをとったりアイデア支援をしたりするツールはたくさんある。たくさん試した。でも、けっきょく紙のメモに落ち着いてる。

前も書いたかも知れない。俺は100円ショップのダイソーで売っているメモ用紙が好きだ。9センチ四方のサイズで400枚入り。どんなくだらないことであっても、気になったのなら書き留めておく。書くことで、頭からそれを追い出してしまう。すると、また次の何かが思い浮かぶ。また書き留める。その繰り返しだ。よくわからないが、人間の頭では、同時にいくつものことは考えられないらしい。だから、どんどん外に追い出していく。出して出して、出し尽くして頭を空っぽにする。空っぽというより、静寂だ。頭の中でぎゃーぎゃー騒いでいた声が聞こえなくなる。

それと、頭の中にあるうちは何でも大きく見える。自分ではもの凄い思考をしているつもりになる。だけど、それを紙に書き出してみると、その小ささに唖然とする。愕然とする。一日じゅう、頭の中でこねくり回していたものが、メモ用紙一枚にもならないのだ。頭の中では、何か考えているつもりでも、実はループしているだけなのかもしれない。同じ考えがぐるぐるぐるぐる、ぐるぐると廻っているだけだ。考えているのではない、廻しているだけ。そんなものは、とっとと頭の外に追い出してしまう。

この行為は、自分の場合は紙がいい。どこでも書けるからだ。寝るときは、枕元に置く。俺は毎日、悪夢を見ている。夜中に目が覚めたとき、夢の記憶が残っていれば、書き殴る。そうしないと、酷い場合は一日じゅう、悪夢の記憶にうなされる。追い出してしまわないとダメだ。

ちなみに、最新のメモにはこんな事を書いている。

世界じゅうの<ブタ>はもともと俺の細胞から作られた。俺がまだ人間の形を成す前、半分に切り取られた片割れが原初の<ブタ>となり、残りカスが俺となった。父と母が愉しそうに教えてくれた。俺はそんな話は聞いたことがない。なんだおまえそんなことも知らなかったのか、と父が言う。だったらそれは<ブタ>から俺が生まれたことにもならないかと聞くと、母は悲しそうな顔をした。おまえは昔ここにいたんだよ。母は俺の髪の毛を一本抜いて自分の腹の上においた。髪の毛は母の腹の上で細胞分裂を繰り返し、胎児の姿へと変わっていった。俺はその様子をひどく懐かしい思いで眺めていた。

なんのこっちゃ。文字にしてみるとわけがわからない。夢で見たときはどろどろでぐちゃぐちゃで血まみれだったんだけどなあ。

こんなかんじで、意味不明のメモが大量にある。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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