投稿日:2009年01月30日(金)
ホームセンターの敷地内に、たい焼きやソフトクリームを売る小さなお店があるんだけど、そこの新メニューが「ハムマヨたい焼き」だったりする。
先日、ホームセンターへ特売品になっている598円の長座布団を買いに行った。その帰り、母親が、何か食べたいねぇ、というから、たい焼きを買うことにしたんだ。母親はそろそろぼけはじめているので、やたらと何かを食べたがる。物忘れもひどい。それでも、ヒキコモリニートである私を養うため、たった700円の時給でパートをしているのだ。というようなことを書くと、その真偽はともかく、やはり真っ赤になって怒る読者がいそうで怖いよね。
それはともかく、たい焼きを買うことにしたんだ。その店の名前は「一口茶屋」という。昔は、地元だけにしかないローカルなお店だと思っていた。しかし、あるとき東京の上野で焼き肉をごちそうしてもらった帰り、街中でこの「一口茶屋」を見つけて驚いたのだ。チェーン店だったのね。
で、先日、その一口茶屋が「たい焼き五個で500円」というサービスをやっていた。一口茶屋のたい焼は一個120円から140円ぐらいはしたので、これはとてもお得だと思った。三個買うぐらいなら五個買ってしまったほうがいいだろう。母親が一つ、私が一つ、父親が一つ食べて、残りの二つは次の日のお昼ご飯にすればいい。そう考えて、注文した。ちょうどメニューが五種類あるというので、それを全部買ってみた。
そうしたら、そのなかに「ハムマヨたい焼き」なる奇妙な新製品が入っていたわけだ。
語感からして、たい焼きのなかにハムとマヨネーズが入っているだろうことは予想できる。まあ、こんなのは考えるより体験したほうが早い。
さっそく頭からかじりついてみる。私はたい焼きは頭から食べる派なのだ。歯が外側の皮を突き破ると、張りのあるハムの食感があらわれる。同時に、大量のマヨネーズが溢れ出し、口のなかいっぱいに酸味が広がる。たい焼きの皮のほのかな甘み、ハムの旨み、マヨネーズの酸味が混じり合う。
まずくは、ない。
囓り口を見てみると、二枚のハムの間にマヨネーズが充填されているのがわかる。たしかに、これはハムマヨだよな。
しかし、冷静に考えてみると、たい焼きのなかにたっぷりとマヨネーズが入っているのである。いいですか、普通のあんこのかわりにマヨネーズが入っているのですよ。もうたっぷりと。マヨネーズだけだと手抜きに思われるから、じゃあハムも入れておくか、という発想ではないかと勘ぐってしまう。これは、間違いなく、マヨラー向けのたい焼きなのだ。ところで、「マヨラー」という言葉は2009年の今でも通用するのだろうか。うーん。
一口茶屋のたい焼きというと、わたしは「小倉&クリームチーズ」が大好物だ。その名の通り、たい焼きのなかに小倉とクリームチーズが入っているもので、甘みと酸味のバランスが絶妙で大好きなのだ。だけど、この「ハムマヨ」はどうなんだろうなあ。一個食べるだけでかなりの量のマヨネーズを摂取することになるんだぜ。
でも、ハムマヨって言葉はなんか可愛くていいよね。
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