投稿日:2024年11月21日(木)
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投稿日:2010年10月15日(金)
世に発想法は数多くあるけれど、文芸向けにそのまま使える方法はなかなか見つからない。そんなふうに考えているとき、「発想法」の文字の入った一冊の本が目にとまりました。タイトルからして小説のアイデア発想法からは遠いのではないか、と最初は無視しようとしましたが、試しに読んでみるとこれがなかなか役に立つのです。
こんな目次の本ですが、何についての発想法だと思いますか?
目次より抜粋
第1章 材料を見つける
1 裏返してみる
2 見えない裏を詠む
3 しぐさをとらえる
4 無意識な動きを詠む
5 器の中を詠む
……
第2章 把握の仕方
26 逆転させる
27 体感に置き換える
28 理由を考える
29 因果関係を作ってしまう
30 他人の目で自分を見る
……
第3章 表現と言い回し
51 小道具に語らせる
52 意外な形容
53 象徴させる
54 動植物の擬人化
55 無生物の擬人化
……
第4章 こんな手もある
76 名づけてしまう
77 探しものをしてみる
78 何か拾ってみる
79 紛失を詠む
80 失敗を詠む
……
すべて書くわけにはいかないのですが、全部で100の発想法が集められた本です。
本のタイトルは『俳句がうまくなる100の発想法』(ひらのこぼ、草思社)です。
なんだ俳句の話か、と思われるかもしれません。私もそうでした。小説と俳句では文芸のジャンルが違いますから。
さすがに俳句の発想法をビジネスのアイデア発想法に転用するのは無理があります。しかし、言葉によって何かを表現する小説と俳句とでは、発想法に致命的な差があるでしょうか。
たとえば、私はこんな使い方を考えました。
[小説の練習] 100の発想法をお題にして100の小説を強制的に書いてみる。
[小説の要素] エピソードに困ったときのヒントにする。
練習がてらtwitterの140字小説を書いていますので[小説の練習]として100のお題を与えてくれるこの本は重宝します。修業と考えれば、やみくもに書けるネタだけ100書くより、ずっと効果的です。
[小説の要素]については、思いついただけなので、本当に活用できるかわかりません。
早い話が、「オズボーンのチェックリスト」の文芸版にならないか、と期待したわけです。
・ひらの こぼ「俳句がうまくなる100の発想法」
・ひらの こぼ「俳句がどんどん湧いてくる100の発想法」
・ひらの こぼ「俳句発想法 100の季語」
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