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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月24日(日)

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言語障害の疑いをかけられた思い出

投稿日:2008年06月20日(金)

中学のときだけど、なんか俺の言葉に障害があるかもしれないって言われたことがある。もちろん、自覚なんかないからすげぇ困った。

言葉っていっても、こういう書き言葉じゃなくて、話し言葉だったと思う。保健室で、ちょっとこれを読んでみてと言われて何か文章を書かれた紙を渡された。それを声に出して読んだ。「うーん、ちょっとおかしいね」「もう一回読んでみて」「うーん、大丈夫なのかなあ」俺は凄く不安になったよ。自分じゃはっきりしゃべっているつもりなんだ。けっきょく、医者には行かずにすんだけどね。妹がいるんだけど、同じく小学校で言語障害の疑いをかけられた。そういう家系なのかな。

書き言葉はまともだと思うけどなあ。


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冷静に考えれば、書くことなんて何もない

投稿日:2008年06月19日(木)

Blogのことね。

最近は紙のノートに書くのが好きだ。自分のノートなら、本当に好きなことが書けるからね。ただ、好きなことと価値のあることはまったく両立しないのが現実。価値のない文章をネットにあげちゃいかんと思うのよ。読者への思いやりじゃなく、ただ俺自身が恥ずかしいからだけどな。

あと、書けば書くほど、自分が馬鹿になっていくのがわかる。知識とか知性の問題じゃなくて、つねに他人の目を意識して媚びるような文章しか書けなくなったという意味での<馬鹿>ね。これを書くと誰かを傷つけるんじゃないか、こう書いたら誤解を受けるんじゃないか、この話題には触れちゃダメなんじゃないか、とそんなことばかり考えていたら、生まれる文章は新聞のそれと同じだ。間違えません、傷つけません、自己主張しません、事実だけを正確に伝えます、ああ、クソツマラン。

ノート大好き。

いまやってること

投稿日:2008年06月17日(火)

小説を書くための読書は進行中。それとは別に、お手本になる小説を分析している。分析っていうとかっこつけているようで気恥ずかしいけど、たんに大好きな小説の気に入った部分やすごいと思った部分をノートに書き写して、それを真似て文章を書いているだけ。まねっこまねっこ。だから見せられない。あからさまに盗作だから。

これがけっこう、というかめちゃくちゃ愉しい。文章の骨格はそのままで、単語だけ入れ替えて遊んでいるだけなんだけど、普段自分では絶対に書かない(いや、書けない)文章ができる。イメージとしては、高校時代にさんざんやった英語の構文を覚えているようなかんじかな。覚えた構文で例文をいくつも作るって、やったよね。それの日本語版だ。小説の練習としては恐ろしく間違った方法のような気もするけど、もういいや。

ようするに、理屈を頭に詰め込んでも無駄だってのにようやく気づいたってこと。あと、「とにかく書けばいい」というアドバイスの重大な欠点もわかった気がする。気がするだけで、まだ言語化できない。ばくぜんばくぜん。あいまいもこもこ。

高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』

投稿日:2008年06月16日(月)

わかんねぇ!

どう読めばいいのだろう。的外れでない感想を語るにしても、俺には作品を正しく読むための素養がまったく足りていない。ていうか、感覚でいいの? 

素材についてはよくわかる。ペンギン村もサザエさんもガラスの仮面もキン肉マンもその他諸々も、すべて知っている。知っているというか、体験している。つまり、登場するキャラクターや舞台に対する先入観を完全に取っ払って読むことは不可能なのだ。たとえば、サザエさんという文字を見ただけで、おなじみの日曜夜のサザエさんが思い浮かんでしまう。小説を読み進める前に世界観が構築されるということだ。いわゆるパロディというものなら、読者が自動的に思い浮かべるオリジナルの世界を、微妙に壊していくことで笑いを誘う。しかし、この作品はパロディーと呼ぶにはシュールすぎる。元ネタを解体、再構築する過程に意図的に違う材料を混ぜ込んでいる。あるいは「意図的」ではなく、シュルレアリスム的な「無意識」によるものなのか。物語を、それを縛り付けている読者の主観から解放しているのかもしれない。素人の二次創作と決定的に違うのはこうした著者の意図によるものだと、思った。確信はない。自分でも何書いているのかわからない。

アラレちゃんやキン肉マンやガラスの仮面を読んでから寝たら、なんだか奇妙な夢を見ちゃったよ、というかんじに近いかな。

本たくさん買った

投稿日:2008年06月16日(月)

読み切れない。

ブックオフの105円本を4冊。

井上靖『しろばんば』
大岡省平『野火』
高橋源一郎『ペンギン村に陽は落ちて』
中上健次『岬』

bk1の通販から4冊。

井上靖『北の海』(上・下)
宇野浩二『思い川・枯れ木のある風景・蔵の中』
『伝説の「魔法」と「アイテム」がよくわかる本』

Blogを始めた頃に比べるとだいぶ秩序らしきものが見えてきたかな。三田誠広氏の「ワセダ大学小説教室シリーズ」や高橋源一郎氏の『一億三千万人のための小説教室』や花村萬月先生の著作、日記等を読んでいると、自然にこうなるんじゃないかなあ。あと、若干のオカルト要素か。『伝説の「魔法」と「アイテム」がよくわかる本』はあきらかにういているよね。このシリーズは安くていい。巻末の参考文献を見るのが実は一番愉しいのかも。

最近は古本より新品で買うことが多いから出費が大変だよ。

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プロフィール

HN:
小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
メールでのご連絡は benzine100@gmail.こむ スパム対策なのでこむをcomにかえてください。 


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