投稿日:2024年11月22日(金)
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投稿日:2008年06月16日(月)
わかんねぇ!
どう読めばいいのだろう。的外れでない感想を語るにしても、俺には作品を正しく読むための素養がまったく足りていない。ていうか、感覚でいいの?
素材についてはよくわかる。ペンギン村もサザエさんもガラスの仮面もキン肉マンもその他諸々も、すべて知っている。知っているというか、体験している。つまり、登場するキャラクターや舞台に対する先入観を完全に取っ払って読むことは不可能なのだ。たとえば、サザエさんという文字を見ただけで、おなじみの日曜夜のサザエさんが思い浮かんでしまう。小説を読み進める前に世界観が構築されるということだ。いわゆるパロディというものなら、読者が自動的に思い浮かべるオリジナルの世界を、微妙に壊していくことで笑いを誘う。しかし、この作品はパロディーと呼ぶにはシュールすぎる。元ネタを解体、再構築する過程に意図的に違う材料を混ぜ込んでいる。あるいは「意図的」ではなく、シュルレアリスム的な「無意識」によるものなのか。物語を、それを縛り付けている読者の主観から解放しているのかもしれない。素人の二次創作と決定的に違うのはこうした著者の意図によるものだと、思った。確信はない。自分でも何書いているのかわからない。
アラレちゃんやキン肉マンやガラスの仮面を読んでから寝たら、なんだか奇妙な夢を見ちゃったよ、というかんじに近いかな。
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