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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月22日(金)

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言葉をあつめるれるろ

投稿日:2009年04月10日(金)

朝から何いってんだ。

ここ数日、気分がなんだか穏やかだ。だから、わりとどうでもいい小説から、そのなかで使われている言葉や表現をメモ用紙に書き出して集めている。自分で書くときの参考にするためだ。

タイトルを書くと角が立つからふせる。あまり特徴やクセのない、一般的な表現を使っている作品を選んでいる。面白い表現や小難しい語彙が多い作品は役に立ちそうで、実のところ、役に立たない。だって、そういうのって真似をするとすぐに、あの作家の影響を受けているね、とかばれるし、それに同じ表現を何回も使うわけにはいかないから、苦労して覚えたとしても使用頻度が極端に少ないので無駄だ。

そこで、自分なりの基準をもうけた。

・自分で書くときにその言葉、表現が自然に出てくるか
 →読んで意味はわかっても、自分で書けるとは限らないから

・モノや場所の一般的な名称、呼び名
 →例:駅の構内、エントランス、あがりかまち、犬走、土手の斜面等々

・人間の動作や行動を表わす一般的な言葉
 →例:足を投げ出す、背中合わせになる、踏みこたえる、シートに身をうずめる等々

・人間の外見や表情、心理を表わす言葉
 →例:顔を赤らめる、華奢な体つき、心のなかで弁解する等々

・比喩は無視
 →まだ自分はその域に達していないから


これは個人的な判断になっちゃうけど、結局は「読める」と「書ける」のあいだには、絶望的な格差がある。文章を読んで理解する能力と自分で文章を書く能力は別物なのだ(関連しあってはいるけど)。

本をたくさん読めば読むほど、確かに読解力はあがっていく。辞書をひく回数も減っていく。だからといって自分で同程度の文章が書けるわけではない。

そんなことは判りきっているようだけど、いざ自分で何かを書こうとすると、驚くほど単純な言い回しさえ簡単には出てこなかったりして愕然とすることが多い。というか、自分にはそれが多すぎることにやっと気づいた。

もっとも、これって絵とか音楽とかの話になると、いうまでもないことなんだよね。それなのに、文章の話となると、読めるんだから書けるだろう、と錯覚してしまう。(ずっと錯覚し続けてきた結果が、今の私ですか?)


振り返れば、小学生のときは新しい言葉を習うたびに、その言葉を使って文章を作らされたよね(今は知らない)。でも、いつからか(中学かな、高校かな)、新しい言葉に出会っても辞書をひいて意味を知るだけで終わってしまう。

そういえば、英語の授業でも、長文読解は得意でも英作文がまったくできない人が多いと教師が嘆いていた。ちなみに私はアルファベットのDが書けなくて×をもらうぐらいの程度だったので論外だべ。Dの丸みが右向きなのか左向きなのか今でも迷う。


ともあれ、書くための言葉集めにしばらくはまってみるつもりだ。
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情報を遮断する時期

投稿日:2009年04月09日(木)

こうやって一日じゅうネットに入り浸っているからこそ、情報は遮断しないとならない。そう考えている。

インプットしなければアウトプットできるわけがないだろう、という正論を今まで本気にしていた。というか、率先して口にしていた。ここでいうアウトプットとはもちろん創作することであって、インプットはそのための知識やアイデアやネタなんかを頭のなかに入れていくことをさしている。具体的に言えば、本を読んだりネットで調べ物をしたりテレビや映画を見たりということだろうね。

ところが、気づいてみれば、一般的におすすめされる小説指南本やサイトは目を通してしまっているし、辞書や資料の類もなんだかんだでかなりの量を所有しているにもかかわらず、一向にまともま創作ができる気配がない。インプットしていれば自動的にアウトプットにこぎ着けるわけではないということだ。

さらに悪いことに、アウトプットできない、創作できない、書けない、という状況に悩み出すと、自分には何かが足りていないと思いはじめ、ますますいろいろな本を読み漁ったりネットで検索に勤しんだりし始める。悪循環に陥るのだ。

何年経っても、自分の根本は変らない。

吹奏楽部にいたとき、トランペットが上手にならないので、毎日のように、音楽準備室からいろいろな教則本を借りては読み漁っていた。この時点で、おかしいってわかるよね。もちろん、教則本を読むことが悪いのではなく、実際にトランペットを上手に吹けるようになるには、トランペットを吹いて練習するのが当たり前だよねってこと。だから、当時は音楽知識や演奏テクニックは誰よりも知っていたけれども、実際の演奏は後輩から慰められるほどの一番ヘタクソだった。

今書いたことの、一連のキーワードを小説関係に置き換えると、現代の自分の姿が浮かび上がってくるのだから笑うに笑えない。






風船が揺れていた

投稿日:2009年04月09日(木)

昨日、姪がオバケを追っ払ってくれたとかいう話を書いたからなんだろうけど、夜中に突然目が覚めた。

で、なんだかわからないけど、急に怖くなってしまった。意味もなく恐怖が沸き上がってくる。布団にくるまっているのに、涼しい。すーすーする。

視線の先には何か丸い物体がゆらゆらと揺れている。風船だ。

姪と遊んだときに膨らませた風船の一つ。

それが、ゆっくりと揺れていた。たぶん、風が吹いていたんだろう。

部屋にはオバケがいる

投稿日:2009年04月08日(水)

以前、姪は私の部屋に連れて行くと「おっかい、おっかい」といって何かを怖がってしがみついてきた。

そういえば最近はそういうことがないなあと思い、なんとなく姪に聞いてみた。

「ちゃーちゃん(姪のこと)、おじちゃんの部屋にはなんかいるの?」

すると姪は元気いっぱいに「オバケ!」といってくれやがった。うれしいなあ、ハハハ(ひきつった笑い)。

しかも、じっと部屋の片隅を見ている。もちろん、そこには何もない。さすがにこうも話がうまいと、私が嘘を書いているように思われるかもしれない。ほらさあ、子どもってさあ、大人には見えないモノが見えるってさあ、そういうありきたりな話がよくあるじゃん。いまどきそんなの怪談に書いたら一笑に付されちゃうけど、もしかして本当に何か見えるのかね。そういや、毎日毎日、シんじゃおーかなーって考えてしまうのは、そのオバケの影響だろうか。いつぞやの晩に、布団の上から私を覗き込んでいたアレなのかなあ(マジ見た)。

だったらと、姪にお願いしてみた。

「じゃあさ、おじちゃんオバケ怖いから、ちゃーちゃん、オバケをおっぱらってくれる?」

もし本当に見えるなら(もちろん、そんなことはないけどね)、ついでだから追い払ってもらおうかな、と。

姪は部屋の片隅に向かって、手を振り回しながら「オバケ、あっちーけ! あっちーけ!」と超ご機嫌な様子で叫んでくれた。姪が私のために、オバケを追い払ってくれている。うれしいなあ。心温まるなあ。

「オバケ、どっかいった?」

姪はもの凄くうれしそうな顔で「いどぅ!(いる)」と言ってくれた。

ダメジャン。





【たぶん真相】

幼児が大好きな絵本♪
それと、最近「あっちーけ!」という言葉を覚えて毎日使っている。
たぶん、そーゆーこと。


センチメンタル

投稿日:2009年04月08日(水)

病的なほどセンチメンタルだ。

センチメンタルの意味を広辞苑でひいてみる。

センチメンタル【sentimental】
感じやすく、涙もろいさま。感傷的。センチ。「-な詩」

とにかく、私はすぐに泣く。

たとえば、姪が生まれたときは病院の駐車場のクルマの中で大泣きした。なぜかよくわからないけど。姪のメリー(くるくる回るおもちゃのあれ)の音楽でも泣いてしまうし、洗濯されて干されているスタイ(よだれかけのことね)が風に揺れるのを見ても泣いてしまう。小さな赤い靴が玄関の片隅にちょこんと置かれているのを見ても泣くし、「いないいないばあ」という言葉を聞いただけでも涙ぐむ。

だいたいさあ、昔から自分で書いた詩とか小説とかで号泣できるんだから、どこかおかしいよね。うん、おかしいよ、って同意されても困るけどさあ。

ところが、逆に(逆か?)、泣いている人間を見るとおかしくてたまらない。大笑いしてしまう。不謹慎きわまりないよね。どういう感情のトリガーになっているのか自分でもわからないけど。

ということは、逆に(使い方おかしいぜ?)、笑っている人間を見ると泣きたくなってくるのは当然かもしれない。たとえば日曜の公園で楽しそうに笑いあっている家族を見ると、私は悲しみに押しつぶされそうになる。

考えようによっては正常な心の防衛作用ともいえそうだけど、その「考えよう」じたいが寂しくて後ろめたいのだから、救われねぇ。人が笑うときに泣き、泣くときに笑うのだから。同情される側の人間になってしまったからかなあ。

だったら、その目を自分自身に向けてみろ、と言われそうだ。

そうしたら、やっぱり笑いが止まらない。

だってさあ、平日のこんな時間からさあ、自宅の部屋でパソコンに向かいっぱなしでさあ、こんなこと書いているんだよ。それがもう何年も続いているんだよ。鏡に向かって「こんにちは、さようなら」とつぶやいてみたりする毎日ですぜ。


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プロフィール

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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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