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ゆっくりと小説を書こう

小説の書き方やお役立ち本などを紹介するBlogです。「小瀬朧」名義で第9回ビーケーワン怪談大賞をいただきました。twitterでtwnovelや短歌などを発表中。

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投稿日:2024年11月22日(金)

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三島由紀夫の

投稿日:2009年04月06日(月)

『文章読本』を再読していた。

三島由紀夫は嫌いではない。好きでもない。これといった思い入れはない。だから『文章読本』を初めて手にしたときは、かなりぞんざいに目を通していた。

いいかげんな気持ちで読んだというよりは、自分自身の文章を書く能力が足りていなかったため、結果として理解が追いつかなかったというわけだ。やっぱり、どの作家の「文章読本」の類であっても、実際に自分で文章を書いてみないと気づかない、読み取れない部分があるらしい。

一朝一夕にというかインスタントにというか、手っ取り早く文章上達の核心に触れるなんてのは無理なんだね。

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本屋に行った

投稿日:2009年04月03日(金)

本がいっぱい売っていて驚いた。

これはつまらないボケではない。ネットばかり見ていると、現実の本屋の凄さを忘れてしまうのだ。

姪は喜ぶだろうか

投稿日:2009年04月03日(金)

ことちゃんのDVDが発売されているんだけど、これって姪が喜んでくれるかなあ。

『おひさまとダンス』
 

NHK教育テレビで放送されている幼児向けの番組『いないいないばあっ!』の歌を集めたDVD。『いないいないばあっ!』は姪も大好きで、ご機嫌が悪いときでも、ケータイのワンセグで録画したのを見せるとすぐに夢中になってくれる。

姪も、と書いた。

一番好きなのは、私だ。ことちゃんかわいいから。ケータイにワンセグ録画してあるのだって、自分が暇なときに見るためだ。もっとも、ヒキコモリニートの私にとって、暇でないときをさがすほうが難しいが、こういうこと書き出すとウザイからやめやめ。

ああ、先日買った失敗本がうらめしい。あんな本を買わないで、そのお金をこのDVDに回せばよかった。

わたしはパンが好きではありません

投稿日:2009年04月02日(木)

けれども母はおやつにいつもパンを買ってくる。焼きそばパンとかコロッケぱんとか、もう勘弁してくれ。

と、○十年言い続けているような。


広辞苑でパンをひいてみる。
パン【Pan】
ギリシア神話の牧畜の神。山羊の脚・角・髭を持つ醜男で、音楽・舞踊を好む。牧羊神。
そのパンじゃねーよ。

いや、そのパンでもいいかもしれない。最近、なぜかこっちのパンが気になって仕方がないのだ。

パンというとパニックだ。パニックの語源はこのギリシア神話のパンから来ている。私はそれを魔夜峰央の『アスタロト』で知った。ちょうど手元に『ギリシア・ローマ神話辞典』があるから、たまには繙くか。

解説の一部を引用する。
彼は牧人の神として、上半身は毛深い人間で、有髭、額に両角を備え、下半身は山羊で、足は蹄のある姿と想像されている。彼は身軽で山野を森といわず岩山といわず自由に馳せめぐり、茂みに身をかくしてニンフたちを待ち伏せし、彼女たちや美少年を追い、失敗した時には自慰行為を行なった。彼は真昼時に木陰で眠るが、これをさまたげる時には、怒って、人や家畜に恐慌(panic)を送る。彼はまた悪夢を送ると信じられていたが、しかし彼の送る夢がすべて悪いというわけではない。
(『ギリシア・ローマ神話辞典』より)
 

やっぱり気になる言葉には、何かしら自分の現状に関連する示唆が含まれている。そうか、私はパンだったのか、と不気味に納得してしまうのは、心の病からだろうかいな。

なぜその先へ行かないのか

投稿日:2009年04月02日(木)

夢は脳内の出来事だ。だから、どんな怖い目に会おうが、奇妙な知らない世界に迷い込もうが、目を覚ましさえすれば助かる。間違っても死ぬことはない。これは判りきったことであり、疑問を持つ必要もない。

それなのに、夢のなかで「これは夢だ」と気づいているときでさえ、ある一定の場所からその先へ進めなくなることがある。進めない理由は単純だ。とにかく「怖い」からだ。

たとえば、最近見た夢では、わりとはっきり「ああ、ここは夢のなかだ」と判っていた。そこは自分の家の居間で、明るい午後の光が差し込んでいた。

夢だと気づいているから、散歩してみようと思った。

居間から廊下に出ると、現実の我が家がそうであるように、老朽化した床板が弱々しく軋む。玄関の引き戸も建て付けが悪く、かなりの力を入れないと開かない。そんなところまで再現しているのだから、夢ってすごいな、と夢のなかで感心していた。

それはともかく、玄関が開かない。外に出たいのにびくともしない。夢だからなのか、腕に力が入らない。しばらくうんうんと唸っていると、不意に背後から黒い影がにゅっと伸びてきた。影は人の手の形になると、私の手を包み込んだ。すると今まで微動だにしなかった玄関の引き戸がすっと開いた。

外は静かな真夏の午後だった。果樹園の木々が青々と茂っていた。この夢をみたときの現実世界はようやく李の花が咲き始めたころだったので、記憶とかなり違う夢の世界は不思議な違和感があった。

そういえば玄関を開けてくれたのは誰だろう、と思ってふり返ると、薄い陰のような、もの寂しげな表情の誰かが玄関の隙間からこちらをじぃっと見ていた。あれはいつも家にいたのだろうか。

風がどっと吹いた。果樹園の木々が一斉にうねった。木の下闇が、異様に暗い。

これは夢だから何も怖くはない、どこまでも歩いていくぞ――と思ったけど、言いしれぬ恐怖感が沸き上がり、果樹園を前に一歩も動けなくなってしまった。

そして、目が覚めた。


こうやって起きているときは、なんで夢のなかでは怖くなるのかさっぱりわからない。ただ歩いていくだけなのにね。何が怖いんだろうね。



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小瀬朧
性別:
男性
自己紹介:
創作怪談、twitterの短文小説#twnovel、短歌など。
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